DL/アヤト ｢ただいま｣ ｢………｣ ｢ちょっと。お帰りぐらい言えないの?｣ ｢いや、お前普通に振る舞ってるけど、額パックリ割れてんじゃねぇか。すっ転んだか?｣ ｢ハンターにやられた｣ ｢ハンターだぁ?｣ ｢成り立てほやほやのハンター君が調子に乗って襲ってきたんですー。半殺しにして教会本部におくりつけてやったけど｣ ｢ぶっ!!ぺーぺーにやられたとかダッサ｣ ｢不覚とったのは認めるけどダサいのは認めない｣ ｢にしてもお前、すげぇ血だな…｣ ｢………あげないから｣ ｢いいじゃねぇか。小腹すいたからよこせ。無意味に垂れ流すより有意義だろう｣ ｢同族の血なんて美味しくないよ｣ ｢いいや、匂いはそんな悪くねぇぜ?それに不味かったとしてもユイの血で口直しするから問題ない｣ ｢なんて勝手な…｣ ｢いいから吸わせろ。ほら………ん…｣ ｢いいよって言ってないのに｣ ｢………美味い｣ ｢はぁ?｣ ｢お前の血うめぇ。ユイには劣るけど｣ ｢そりゃユイちゃんに比べたら誰でも劣る…え、私の血って美味しいの?｣ ｢まさかこんな近くに美味い血があるとは思わなかったぜ｣ ｢ちょ、何するの｣ ｢もっとよこせよ｣ ｢いやよ!!これ以上吸われたら気絶する、ってちょっとアヤト!?私の話し聞いてる!?首に牙を突き立てようとしないで!!アヤト!!｣ ｢ぶっ倒れたぐらいで拗ねてんじゃねぇよ｣ ｢アヤトが吸わなきゃこんな風にはならなかったもん｣ ｢はぁ?あれぐらいで音を上げてんじゃねぇ。お前が弱っちいのが悪いんだってぇの｣ ｢私、怪我して血流してたのに、あんな容赦なく吸ったら動けなくなるに決まってんじゃん。酷いよ｣ ｢知るかよ｣ ｢………｣ ｢おい。急に黙るんじゃねーよ｣ ｢………｣ ｢このアヤト様を無視するなんざぁいい度胸だな!!あぁん!?｣ ｢………｣ ｢おい…なんか言えってぇの｣ ｢………｣ ｢………｣ ｢………バカ｣ ｢………ごめん｣ 吸血はほどほどに 脳内設定ですがヒロインは幼馴染です。幼馴染には弱いアヤトとかぷまい。 |