PH/ギルバート・ヴィンセント1


※ヒロイン=ルークで固定。



ギルにヴィンス。バスカヴィルに迎え入れられた兄弟は、最初は馴染めずにいたようだけど、徐々に心を開き、今ではすっかり周囲に溶け込んでいる。ギルはまだまだ遠慮しているけど、来た頃に比べれば甘えるようになった。逆にヴィンスは素直でだっこ、とよくせがまれる。兄弟は私にもなついてくれて、私もとても可愛がっていた。

「ギル、ヴィンス。お茶の準備が出来たからおいで」

「「はーい!!」」

そんな穏やかな日常は突如として終わりを告げた。気づけばアヴィスに堕とされてどうにか出てきたら100年も経っていた。それだけでも頭がこんがらかるのに目の前の存在がいっそう混乱を誘う。

「ルーク!!ああ、本当にルークだ!!ふふ、懐かしい。君はこんなに小さかったかな」

「ヴィンス、軽々しく抱きつくな!!羨ま…じゃなくて!!ルークが困ってるじゃないか!!」

「昔はよく抱きついてたよ」

「昔と今じゃ状況が違うだろう!!」



拝啓、グレン様。ギルバートとヴィンセントによく似た青年に出会いました。似てるというか本人たちなようですが、でかくなっています。一体全体どういうことでしょうか。





17、18巻が超展開だったので耐えきれずにやりました。ほのぼのした兄弟が書きたかったんですが、ほのぼのにならなかった。よくわからん物になりましたね。原作の諸々無視したご都合設定です。ちなみに、年下だった彼らに年追い越されてます。

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