食満と

(※現パロ)

「うわあああん!!留さーん!!」
「ちょ、おい何だよ!!」
「ちょっと留さん何とか言ってよ!!」
「だから何が」

「父様がね、町内カラオケ大会に出るって言うんだよー……」
「町内カラオケ大会?ああ、日曜の。確か伊作が騒いでたな。商品がどうのこうのって」
「……うん、三等の副賞がね骨格標本なの」
「あー思い出した。何でカラオケ大会の副賞が骨格標本なんだ!って突っ込んだな、そういや」
「三等の提供は○△接骨院だから……」
「スポンサーの都合か」
「まあね…」

「で、それで?何が問題なんだ?」
「だから!父様がカラオケ大会に出るって言うんだよ!伊作が三等狙いであっちこっちに声掛けてるでしょ?コーちゃんのお嫁さんにするんだーとか言って」
「それでお前のところにも話がいった、と」
「そう……」

「まあ別にいいんじゃないか?カラオケ大会くらい」
「よくないよ…留三郎は知らないから…」
「?」
「昔あの人がカラオケ大会に出た時、部下の人とか一杯来てさ、ご近所のマダムたちを巻き込んで、雑渡昆奈門オンステージになっちゃって次の日から私の肩身の狭さったらなかったんだよ!!」

「……」
「尊くんや陣左兄じゃどうしようもないし…」
「いや俺に言われてもどうしようもないだろそれは…」

「町内会長をどうにかすれば…」
「いやいやちょっと待て!?町内会長をどうにかすれば済む問題じゃねぇだろ!?何この子!何その危険思想!!」

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