ちゅる、ちゅ、くちゅ。誘いに乗って官兵衛の舌に吸い付けば、とろとろと甘い唾液が絡みついてくる。煙草で鈍った味覚ではぼやけてしまうが、オレンジ、だろうか。
「…んぅっ、はぁっ、どうだ三成」
自分から仕掛けたくせに目元を赤くさせた官兵衛が得意げに三成を見下ろす。
「………甘い」
「そうだろう?どうせ頭を使うなら煙草に頼らず糖分に頼れ」
見ればいつの間にか棒の付いた橙色のキャンディが官兵衛の右手に握られていた。まったく呆れるくらい発想が子供だ。
「…集中力を上げるならチョコレートだ」
「なっ……!人がせっか……ん、」
文句を許さず、今度は三成から唇に噛み付く。ソファに押し倒した官兵衛の舌はやはり甘い。甘すぎる。
それを舐めとる様に口内を凌駕する。右手で煙草を灰皿に押しつけ、本格的に官兵衛へ覆い被さる。次第に官兵衛の鼻に抜ける甘美な吐息が苦し気になってきた。それが三成を煽っているとは、思いもよらないのだろう。
「………ふっ、どうだ?」
先ほどされた質問を、だらしなく口を開いて舌を投げ出したままの官兵衛にしてみせる。ぴくぴくと肢体が震えている。
「………………に、が、い」
軽口を。
鼻で笑った三成が官兵衛の耳元に口を寄せ、ぺろりと舐め上げた。
「それが好きだろう?」
「好き、じゃ…ない、禁煙し、ろ」
三成の背に回された指が弱々しく白衣を握り締めて皺を作る。引き寄せられた腰に、キスだけで半勃ちになったらしい性器がぶつかり官兵衛が短い嬌声を上げる。
煙草を吸いたくなる度に官兵衛が身体込みで唇を貸すというならば禁煙も悪くないかもしれない。…なんとまぁ、我ながら世迷い事だ。
自嘲を悟られまいと、期待に震える官兵衛の耳へ舌をねじ込んで愛撫を開始した。
11.01.16
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よしむらさまより相互記念にリクエスト頂きました。
『ラブラブの三官』です^^
遅くなってしまってすみません。
そんでこれ、ラブラブ…かなぁ?
いや、アタシにしては恥ずかしいくらい愛特盛りなんです、これでも、真面目に!
もっとメルト並にラブラブでウザウザでちゅっちゅしてるのが書ければいいのにね、アタシ!/(^p^)\
よしむらさん力量足らずでスミマセン!ちゅーしたがる官兵衛どのを書くのは可愛くてめちゃくちゃ楽しかったですっ^^*
とはいえ、こんな中途半端なラブ…返品はもちろん可でございます。が、お納め頂けたら幸いです!
最後に心より、相互リンクありがとうございましたっ!!
………
あひいぃぃぃいいカノエさま素敵過ぎますぅぅぅぅぅううっ!!なんですかこれ。なんですかこれ。大事なry
黒田さんマジ官兵衛…!いちゃいちゃちゅっちゅしやがって!
萌 え て ま う y (ry
ラブラブなの苦手とおっしゃっていたのに本当に…ありがとうございます…
これからもどうぞ宜しくお願いいたします!
20110118
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