副会長は何がなんでも頑張らない | ナノ

  *


 中学の文化祭での話です。
 彼はにこやかな表情で俺に手を振ってきました。
 知り合いに彼のような顔の人はいません。
 温和な美形ではありますが狐のような印象に鳥肌が立ちます。

「聞いていない?お姉さんと婚約することになったんだ。キミの義兄になる」

 安全地帯、崩壊の音が聞こえました。
 この学園は幸せな場所のはずなのに、どうして?

prev / next


[ 拍手] [副会長top ]

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -