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十代も後半に差し掛かったころ、大部分の弟たちを全寮制の学園に押し込んでハーディアはレティーとの時間を作るだけの地位と権力を得た。
父に付き添って母は屋敷を開けることが増えた。
その上、ハーディアの働きは世間的に認められるようになったので実質的に屋敷のあれこれを決めるのは父でも母でもなくハーディアだった。
数年前からレティーは獣人としては珍しい執事という役職に就きハーディアを個人的にサポートするようになった。
弟たちの面倒を見るレティーの姿も魅力的だと思ったが次第にハーディアは自分だけのレティーでいて欲しくなった。
幼いながらに父の楽園を壊した理由が自分の理想を実現するためだとハーディアは知っている。
「レティーのミルクをくれ」
「意地が悪いぞ。オレの胸からは何も出ないと知っているだろ」
「昨日、出なかったからといって今日も出ないとは限らないだろう」
最初は雇い主の息子ということもありレティーはハーディアにずいぶんと他人行儀だった。
それも長年そばにいれば変化する。
人目がないところでは砕けた口調でハーディアと話してくれるようになった。
完璧で心配りが行き届いた仕事ぶりからすると意外なほどに仕事から離れたレティーは大雑把で細かいことを気にしない。
ハーディアの求めに応じてきっちりと着込んだ執事の服をはだけて胸元を露出する。
レティーの乳首はミルクは出ないものの毎日のようにハーディアに舌先や指先で刺激されパフィーニップルと呼ばれるぷっくりすこし盛り上がるような乳輪の状態になっていた。
他人と比べたことのないレティーは自分の胸の状態が異常だとは思っていない。
何も出ない胸が恥ずかしくはあったが形に違和感は持っていない。
「レティー、精通まだ?」
「一昨日にも言ったが十二の誕生日の夜、おまえが無理やりオレを射精させただろ。一日おきに聞くのはやめろ」
「精通したらミルクが出るものなんだろう」
「それはオレも自分で調べたが科学的な根拠は何もない俗説だ」
「じゃあ、なんでレティーのミルクは出ないんだろうね」
ハーディアは言いながらレティーの乳首を指の腹で転がす。
時折、ボタンを押すように少し乱暴に乳首を押しつぶす。
最初はなんてことない顔でハーディアの指の動きを無視していたレティーだが次第にそわそわと落ち着かなくなってくる。
視線が揺れだしたレティーの姿にハーディアは唾を飲みこむ。
今すぐにでもレティーの胸にむしゃぶりつきたいがギリギリのところで踏みとどまる。
顔を真っ赤にしたレティーが小さな牛の耳をせわしなく動かした後に吸ってと言ってくるのが堪らなくかわいい。
レティーの乳首を吸いながらレティーの性器もこすりあげると胸からミルクは出なくても下からミルクが出てくる。
恥ずかしそうにしながらもレティーがハーディアのミルク絞りを嫌いじゃないことは誰の目から見ても明らかだ。
執事の服を完全に脱がせて落ち着きなく動く尻尾を捕まえる。
レティーの尻尾を使って乳首や性器の先端をハーディアが撫でていく。
するとわけがわからなくなったというようにレティーは喘ぎながら連続で果てる。
そして意識がもうろうとしているレティーの性器をハーディアは舐めていく。
正気のレティーは嫌がるので何度かイカせてぼんやりしている時をねらわなければならない。
胸からミルクが飲めないので下から出るミルクを飲むのは当然だとハーディアは思った。