あとがきとちょっとしたオマケ

お読みくださってありがとうございます。

知らない方にひとこと説明を入れますと記憶喪失、人格変異なんかが起こりやすい家系として「松葉」という血筋があります。
個々の話に繋がりはありませんがサイト内にいくつか「松葉」が主人公の話がありますので興味ある方はよろしかったら、どうぞです〜。


珍しいビターエンドみたいな話ですが実はとある松葉話の前哨戦……?
「初期構想」に置こうかとも思いましたがこれはこれで独立しているので短編SSということで!!

続きがあるのかというと別にそういうことじゃないです。

松葉のあるあるパターンのひとつ。
浮気攻めとバイバイエンド。

この浮気された記憶を持った松葉主人公をいつか書くか、このちょっと独特なところのある父親を持った松葉を書くか……そんなことを思っていたりします。(なので前哨戦と書きました)


本編に当たるような話が連載するようでしたらこちらは削除するかシリーズとして取り込みます。

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ちょっとしたオマケ
救いは特にありません(笑)



「ぼっちゃま、浮気するヤツは人間のクズです」
「クズです?」
「絶対にクズに引っかかってはなりません」
「なりませぬー」
「俺の屍を超えていけない奴にぼっちゃまは渡せません」
「死んじゃうのヤーです」
「俺は死にません。ぼっちゃんが幸せになるまで死にません!!」


「うちの秘書さんは暑苦しいねえ、奥さん?」
「息子はあなたに似てますから自分のような人間に騙されてほしくないのでしょう」
「案外きみも辛辣だね」
「わたくしと出会ったことで今のあなたは幸せでしょうけれど、以前のあなたのことを思えば秘書さんの髪の毛をむしりとりたくなりますわ」
「ふふっ、奥さんは格好いいねえ」
「わたくし、失ってから気づいた……なんていう愚かなこと言う人間が大っ嫌いですの。大切なら失う前に気づきますわ」


「ひしょー、泣いてるです?」
「泣いてませんっ。べつに泣いてませんからっ」
「ぼっちゃまはひしょが嫌いじゃないです」
「ありがとうございます。ぼっちゃま愛してますっ」


「父親が脈なしだからといって息子に乗り換えるだなんてさすがはご自身で人間のクズを自称される方……真似できませんわね」
「奥さんは切り込み隊長だね。人の傷口を血だらけにする天才だ」
「お褒めに預かり光栄ですわ」


この両親(+秘書)に育てられたぼっちゃまがどうなるのかな話はいずれあるかも……?


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個別タイトルでコメントしたい場合は投票理由の欄に「浮気攻め」や「聖夜の顛末」など書き入れてください。
ちなみに投票理由にネタバレな書き込みはお避け下さい。
(拍手コメントにはいくらでもネタバレでコメントされてOKです)
よろしくお願いいたします。

2015.12.24
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