もしも同じ学校だったら SS



「同じ高校だったらよかったのにねー」
私と京治は他校同士で、付き合うきっかけになったのは同級生の研磨の部活になんとなく付き合っていたら、京治と出会った。初めは主将の木兎さんが目だっていて、私の目もそっちにしかいかなかった。

京治が最初に話しかけてくれて話が盛り上がって……だんだんと惹かれていった。そして今はめでたく恋人同士だ。

「また急に……」

「だって、同じ学校なら毎日練習見れるし、一緒に帰れるし…お弁当だって作ってもってきたい」

そうかと京治は頷いた。何だか反応が悪い、せっかくの合同試合の帰りで一緒に帰っているのに。

「俺としては他校で良かったと思ってるけどな」

なんで? と私は答えた。すると、京治はそっぽを向いてしまった。その顔は赤く染まっていた。

「京治? どうしたの?」

「……同じ学校だと木兎さんとかライバル増えそう。それに」

京治はいきなり顔を近づけ、唇スレスレまで近づいた。私はその行動に驚き、慌てて目を閉じた。

「こう言う顔、誰にも見せたくないから」
「……京治」

そう言った後に彼はまた顔を近づけ、今度は唇を合わせた。

20140622
お題
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