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宮ノ杜銀行、頭取の部屋には一人の女性が執務用の大きな机に仰向きで寝転がっている。その上には白いスーツを着た男が女を舐めまわすように見下ろしていた。

「やぁんっ!やめてっ下さい」

「そう言いつつ濡れてるいるぞななしのここは」

正は嫌がるななしの足を大きく広げ、スカートをめくりあげ、ストッキングを破った。

「い、いやっ…んんっ」

うるさいと正はななしの唇を塞いだ。

「んんっ」

正はショーツの盛り上がった部分を撫で回す。
そして、ショーツを一気に下に下げ、指をななしの中に一本挿入した。

「ぁあっ!」

「まだいけるな」

正は二本の指を使いバラバラに動かす。部屋には卑猥な水音がななしの耳を犯していく。

「っやめ!もうそれ以上したら…っあ」
正はななしの懇願を無視し、指を動かしながら口で首筋を舐めた。

「た、正様っ!ダメ、イクっ、ぁああぁあっ!」

正の足元には、ななしの潮で水溜まりができていた。
はぁはぁとななしは肩で大きく息を吸う。


「挿れるぞ」
珍しく性急な行動に驚きつつ、ななしは制止の声を上げるが正は聞き入れはしなかった。

「っ!ちょっと待っ…あぁっ!ああ、あっ、はぁはぁっ…」

正は一気にななしの中に挿入した。動くたびに机がガタガタと音がする。

「誰かに聞かれるかもしれないな。もしくは誰かがこの部屋に入ってくるか…」

「ぁあ、そ、そんなこっ…あっ…」

「っ…締めるな」

苦い顔をしながら、正は早いピストンを繰り返した。

「あん…イクっう、ぁあああっ!」

「…っ」
正はななしの中に精を出した。そこから正のを抜くと中からは白い液体がドロリと出てきた。






「すまない」

正はそう言うと、ティッシュなどで処理をした。

「会社で発情しないでくださいよ!ここでは恋人同士じゃないんですから…しかも中に出して」

「お前の格好が誘っているように見えてな…すまなかった。わ、私だって溜まっていたんだ察してくれ」
ななしは正の用意した水を飲み干すとソファーに倒れこんだ。

「できちゃったらどうするわけ?」

「だから、私は何度もお前に結婚しようと言っているじゃないか。ななしこそ何が嫌なんだ」

はあ、とななしはため息を漏らし正をまっすぐ見た。

「私はあなたの仕事しているところをもっと見たいの。結婚して家庭に入ったら、毎日あなたを待つだけの生活…それに、皆美人だし!心配なの!」

正は話を聞いて「なんだそんなことか」と呟いた。

「結婚の申し込みを何度断られても折れない私が、他の女なんかに目移りするはずないだろうが、馬鹿者」

正はかがんで、ななしと同じ目の位置にくるとデコピンをした。
「痛っ」とななしは手でおでこを触った。

「さて、と…そうだな恋人を疑った罰としてもう一回付き合ってもらうか。」

「あっ!私終電だから帰りま…」

身の危険を感じたななしは帰ろうと上半身を起こしたが、時はすでに遅し。

「車を手配した、帰るぞ私の家にな」

定期の入った鞄は正の手に渡っていた。帰るすべを失ったななしは大人しく宮ノ杜で一夜を過ごすことになった。


20130601



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