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私は今日宮ノ杜の末っ子の家庭教師として屋敷を訪れた。まだ入ったばかりの新人家庭教師の私がどうして選ばれたのか分からない。
上司の説明では先方からの指名らしい。
それなのに・・・
私の担当の雅君は勉強はできるのに読書ばかりしている。しかもベッドの上で
「勉強中に本は読まない」
本を取り上げようと雅君の近くによった。
「ねえ、ななし先生これ教えてよ」
「ちょっ、ちょっと雅君っ!」
やっと勉強する気になったかと思ったのもつかの間、雅君にベッドに押し倒された。
「僕に命令する気?」
「そういうことじゃないでしょ!」
段々と雅君の顔が近づいてきて・・・もしかしてこれは?
「・・・んんっ」
リップ音とともに唇が離され、今度は舌を入れられる。ななしは抵抗をするが雅の体はびくともしない。
そして両腕を頭の上で固定され、為すすべもない。
「・・・や、やめっ」
「それは無理だね」
ななしは足をばたばたさせ抵抗を続ける。雅は近くにあった紐を取り、ななしの腕を頭上で縛る。
「観念しなよ、先生」
「・・・んんっ、やめ・・・」
雅はななしのYシャツのボタンを一つずつななしを焦らせるためにゆっくり、見せつけるように外す。
そして雅はななしの胸に吹つくようにキスをした。
雅が吹ついたところは赤くなっていた。
「キスマーク、一応見えないところにつけておいたから感謝してよね」
「なっ!何でキスマークなんて・・・っあ!」
雅はななしのブラジャーを上にあげ、胸の突起を転がしたり強弱をつけて吸いあげた。
「ああっ、んんっ・・・」
ななしは最後の抵抗として声をあげるのを我慢した。しかし、雅にはそれが分かったのか面白そうにニヤリと笑った。
「我慢できるのも今のうちだから」
そういうと雅はななしのスカートを捲り、穿いていたショーツを脱がした。ショーツには染みができており、雅はフーンとそれをマジマジ見た後、ななしを冷たく見下ろした。
「口では嫌がってるくせに、体は準備できてんじゃん。ななし先生も淫乱だよね。淫乱な家庭教師、なんかどこかの低俗な小説にありそうな話だよね」
クスリと雅は笑い、ななしは顔を背け目を合わせないようにしている。
「んんっ・・・」
「僕の方みたら?」
雅は無理矢理顔を自分の方に向け、嫌がるななしにキスをした。
「んんんっ!!!」
雅は舌を絡ませながら空いている指でななしの秘部をかき回した。
グチュグチュと水音が部屋中に響きわたり、もちろんその音は嫌でもななしの耳に入る。
「・・・先生濡れすぎ」
「やぁっ、んんぅ!」
雅は気分をよくしたのかさきほどよりも早くかき回した。そして雅の指がある一点を突くとななしの声が大きくなった。
「あぁぁぁっ!い、い、イクっ!!」
雅はそこを重点的に攻めあげ、ななしは喘声を上げ絶頂に達した。
「じゃあななし先生、続きは来週の授業までお預け」
「はあっ、はあっ・・・雅、君・・・」
雅はななしの拘束をといたがななしは虚ろな目で雅の姿を追った。
ーーーー堕ちた家庭教師
20130407
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