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「先生のおっぱい大きいし、柔らかーい……」
「い、いやっ……こんな…ダメだって宮ノ杜君!」
「俺、先生のこと好きなんだ」
「……えっ?」
あり得ない。宮ノ杜君が私を……好き? 宮ノ杜君は明るくて皆の人気者だ。女の子が噂をしているのを何回も聞いている。そんな彼が私を?
だ、ダメ。流されちゃだめだ。きっとこれは新手のドッキリなんだ。そうに違いない。でも……なぜか胸がドキドキしている。相手は生徒なのに。
「私と宮ノ杜君は先生と生徒でしょう? だからっ……やっ」
いきなり目の前が真っ暗になったと思ったら、唇に何か柔らかいものがあたった。もしかして……
「でへへ、先生の唇奪っちゃった。先生、顔真っ赤……可愛い」
視界は奪われ、抵抗しようと思っても怖くて動けない。もし、こんな所誰かに見られたら……
「大丈夫、さっき鍵しめておいたしスケジュール表に帰宅って書いておいたから。ほら、先生のここ濡れてる」
「い、やぁっ……」
宮ノ杜君の指が私のショーツをなぞっている。今、どこに彼がいるのか分からないため、止めてほしいと声を出すしかない。
「宮ノ杜君本当…ダメだってば……っん!」
「ここ膨らんでるし、押したらどうなるのかな」
彼は私のショーツをいとも簡単に脱がせてしまった。最初は頑なに足を閉じていたのに、目隠しされた衝撃で足を開いてしまった。
「あぁ、ぁっ!」
「ななし先生の中ぐちゃぐちゃ……汁で太ももがテカテカしてて美味しそう」
ピチャと水音が私の耳を犯す。舐められてる……? 私のあそこを宮ノ杜君が?
水音はだんだんと激しくなっていき、気持ち良すぎてなんだかどこか違うところへいっちゃう感じ……
「ああぁあっあ、ダメっ、私……んあぁああっ!」
「先生の愛液美味しい。それにここもっと欲しいって言ってるみたい」
彼は私を立ちあがらせ、手を引いて近くのソファに私を押し倒した。私、何しているんだろう。流されるようにHして、本当にいいのだろうか?
「先生……俺、本気だから」
「宮ノ杜君……」
彼は私の目隠しを取ってくれた。そこには彼の切なそうな顔が間近にあった。胸が騒がしい。無理やり犯されているという状況におかれているのに、私の心の中は宮ノ杜君でいっぱいだった。
「何も考えられなくしてあげる」
「えっ……」
彼は私の足を大きく開き、彼の足で閉じられないようにした。そして次の瞬間私の中に入ってきたのは彼自身だった。きつくて、痛くて息もうまくできない。
「いっ…」
「ななし先生もしかして……処女?」
「そ、そうよ……」
頷くと彼は顔を明るくさせた。私の顔は真っ赤に染まっているに違いない。こんな年齢で処女ってひかれただろうなぁ
「先生の顔真っ赤で可愛い。できるだけ優しくするから……でも、俺をコントロールさせる自身ないんだ。だから痛かったら俺の事突き飛ばしてたり、大声上げてもいいから俺を止めてほしいんだ。好きな人には優しくしたいって無理やり犯してる俺が言うのもなんだけどさ。我慢できなかったんだ、先生のこと」
彼の手は私の上着に移動し、上着を脱がせた。冷たい空気に晒された胸の突起は固く勃起している。
「んんっ」
彼の指が私の突起を優しく指で転がす。それだけで甘い恥ずかしい声が出てしまう。
「ななし先生、今だけでいいから博って呼んでほしい」
「んんっ、ひ…博君?」
「ななし先生っ!」
「ああっ! い……いきなりっ動かないっ、でっ、ああっ」
痛みがだんだんと快感になっていく。それは彼が優しく私を扱ってくれているから。まるで壊れ物を扱うかのように。
「はあ、気持ちいいよななし先生の中……」
博君は顔を赤くさせうっとりした顔で私の頬にキスをした。それから耳や首もとにキスを落としていく。余裕がないのか息遣いがだんだんと荒くなっていく。
「先生っ、俺、もう…」
「私もう大丈夫だから、もっと動いて……」
激しく彼は腰を動かした。私はもう喘ぐことしかできなかった。
「あ、あ、あぁああっ! 博君っ気持ちいい!」
「先生っ!」
そして二人同時に果てた。ドロリとした精液が私の中から出てくる。博君は申し訳なさそうにそれをティッシュで拭きとる。
「先生のこと一目ぼれだったんだ。それで、先生の講義には全部出ようって思って毎回一番前の席に座ってた。でも、先生って人気あるから友達と話してても胸がどうとかさ、それで俺我慢できなかったんだ。先生のこと一番愛しているのは俺だから。今日は嫌われる覚悟で先生を……ごめん、なさい」
「……無理やりはいけないけど、博君の気持ちはよーく分かった。でも、この関係は今日だけ。いいわね」
「先生っ! 俺の恋人になってください」
「……そこまで言うなら。でも、私…んっ」
博君に唇を奪われ、そのまま抱きしめられた。初めてのキスも博君に奪われ、処女も奪われた。こうなったら責任とってもらわないとね。
「皆にはばれないようにしてね」
「分かってる、二人だけが知ってる禁断の秘密だよね」
子犬のような瞳をもった彼に勝てる時は当分来ないだろうな。そう、思った。
20131231
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