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「ねえ、ななしさん何か俺に隠していることありません?」
唐突に進に聞かれ、ななしは困惑した。
「っ!?ん、ふっぁ、んん」
ふるふるとななしは首を横に振った。
すると進はななしの口の中に自分の指を数本中にいれ、出し入れを始めた。
ななしは進の膝の上に座り、目の前には鏡があった。
「こんなので濡らしてたら後が大変ですよ」
進は鏡に映るななしの姿を見ながら微笑んだ。進の片方の手はななしの太股やふくらはぎを縦横無尽に撫でる。それだけでななしのショーツの染みが広がる。
鏡の前で足を大きくM字に広げさせられた自分を見てななしは顔を真っ赤にしていた。
「着物っていいですよね。こうやってすぐに開けさせられる……」
「ひぃあっ!」
進はななしの口から指を出し、その手でななしの乳首を摘んだ。するとななしの体はビクリと震えまたショーツがぐっしょりと濡れた。
「ななしさんは本当に可愛い人ですね。こんなに濡らして」
進はななしのショーツの中に指を一本いれ混ぜた。
ピチャピチャと水音が聞こえた。
「ここも……」
進はななしの陰核を指で優しく触った。
「あぁっ!」
触れるたびに体はビクビクと震え嬌声がななしの口から漏れる。
ななしはビクビクッと体を震わせ、快感に悶えた。
「はぁ……あんっ!」
「見てくださいななしさん。乱れたあなたはこんな顔をしているんですよ」
進はほらと愛液で濡れた指をななしの前に出し見せ付ける。
「い、いやぁっ」
「うん、甘い」
進はペロリと愛液を舐めとる。その様子をななしは鏡ごしで見せられた。そして、また指を一気に三本に増やし掻き混ぜる。
「んぁっ、ぁあっ、あっん」
「指では物足りないようですね。欲しいですか?これが」
進は勃起した男根をズボンの上から触らせた。
「あぁっ……ぃい……」
進はななしをゆっくりと押し倒し、正常位の形になりゆっくりと挿入する。
「ぁああっ……」
結合したまま進の手がななしの乳房を掴みやわやわと揉みはじめる。乳首は指で弾いたりたまに強く引っ張る。そのたびにななしは喘ぐため、見る度に進はほくそ笑む。
「もっと乱れてください、ななしさん」
進はだんだんと律動を早めていく。二人は汗だくになりながらも体を重ねる。
「ああああぁっ!いぃっ、っ……気持ちいいっ」
激しくなった動きがななしの良い所に当たり、悲鳴のような嬌声を上げる。
「ああっ、ななしさん!」
「いやぁっ、もう、もう………私ダメっ、あぁっ、あああぁあっ!」
進の熱く固い男根で深く突き上げられ、ななしは頂点に達してしまい、ぐったりとしてしまった。進はゆっくりと中から出し、後処理をした。
「進さん激しすぎですし、その……子供が……」
歯切れの悪い言葉に進は首を傾げた。もしかすると、ここ最近変だと感じたのはもしかすると……
「もしかして……子供?」
ななしはコクリと頷いた。進は嬉しさのあまり、ななしを抱きしめ、顔じゅうにキスをした。
20130811
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