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ななしは食堂に行こうと廊下を歩いていたが、ばったり茂に出会った。
「ねぇ、ななしちゃん良いものあげるよ」
茂は懐からリボンのついている小さな箱をななしに渡した。
「うーん、開けるなら正兄さんが帰って来る前がいいかもね」
今晩は盛り上がるよーと茂は笑いながら出て行ってしまった。一体何が盛り上がるのかななしには分からなかった。とりあえずクッキーなどのお菓子類ではないと分かったななしは軽く振ってみた。
カタンと少し音がするだけだった。
「うーん…何だろう…小さなチェス盤とかかな?」
ななしは不思議に思いつつも茂の言う通り、夜に開けることにした。
後20分で着くとななしの夫である正からメールが届いた。ななしは思い出したように箱をベットの上に置き、ゆっくりと開けた。
「……これって…」
ななしはゆっくりとそれを手に取った。
「ここを、押すのかな?」
ななしが電源を押すと、弱々しく震えた。
ななしは何に使うのか分からないのか、少し上にあるボタンを押した。
するとさっきよりも強く震えた。
「な、なんだろう…マッサージとかじゃないよね?」
とりあえずどう使うのか分からないななしは試しに肩に当てた。
うーん、違うなと呟きながら次に顔に当てた。
これも、やはりピンと来ないのか、強さを上げようとまたボタンを押した。
「っ、ひゃっ!」
あまりに強く振動するので、ななしは驚いて寝間着の中に落としてしまった。
「落ちちゃった…」
ななしは胸の谷間に落ちたそれを取ろうと寝間着のボタンを外していく。動くたびに、ブラジャーの中に埋まっていく。
「…ぁぁっ!」
それがななしの乳首に当たり、刺激する。
「こ、こんな…ので感じるなんて…」
ななしはピンクのそれを拾いスイッチを切った。だが、さっきの快感が忘れられないななしは、ここに当てたらどうなるのだろうと、濡れはじめたショーツにそれを当てた。恐る恐る、振動を弱くしてから当てると声が漏れた。
次は…とまた振動を一段階強くした。
「ん…んんっ…っ…ん…」
ショーツは染みを作り、びしょびしょにあそこは濡れていた。ななしはダメだと頭では分かっていながらもヴヴヴと振動するローターを手放せずにいた。
もうすぐ正が帰ってくると言うのに…
ななしの手はショーツを掴んだ。ショーツ越しの快感に物足りないのか、もっともっとと欲張った。
もう、体は言うことを聞いてくれなかった。
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