ゴッドエデン崩壊後、ほとんどの仲間は自分の家に帰ったが、私達みたいに帰る家がない子供も多かった。
そういう子供達のために、どこの誰のおかげか知らないけれど、家が手配された。
もちろん中学生がアパートなんかを1部屋…なんてことはなくって、だいたいは寮のある中学校への転入やルームシェアだ。
そういう訳で、私は今
白竜、青銅と一緒に割と綺麗なアパートの1部屋をシェアしている。
なんで男2人と女1人でルームシェアしなくてはけないのか講義したかったけど、他のマネージャーの子は帰る家がある子が多かったらしい。
ゴッドエデンにいる時も家族の話ができない私と違って皆はよく家の話をしていたっけ…。
それとどこの誰だか知らないけれど部屋を用意してくれた人も、私1人を特別扱いする暇もないのだろうと思って講義は諦めた。
まぁ青銅は気がきくし話やすいし女の子みたいだし、白竜は…うん、上手くやっている。
一緒に住み初めてひと月ほどになるけど、一週間に2回ほど、朝起きると残念なイケメンの顔がある。
チームゼロの皆やマネージャーの子達は知っているけれど、すべてをサッカーに賭けてきた白竜はサッカー以外のことにかけてはアホ以外の何者でもない。
「奏もおはよう。」
「…うん、おはよう。」
この通り。
私のベッドに入ってくるのも、どうせ寒かったからとか言うんだ。
ちょっとドキドキしてしまうこっちの身にもなって欲しい。
「なんで私気づかないんだろうなー。」
「寝顔可愛いかったぞ。」
「白竜ちょっと黙って…。」
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進まねぇぇぇぇぇえ
もっとキャラが出てくるといいね
20120130
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