三年生の夏休み
貞「練習してたらお盆が終わった…」
炎「気がついたら夏休みもあと二週間…」
宇「海はクラゲだらけ…」
炎「８月３２日バグはないのかな…」
貞「ゲームが違うだろ」
宇「宿題は終わった？」
呑「まだだ」
炎「え？意外だね」
呑「自由研究の題材がな…」
宇「クラゲ捕まえてきて観察するとか」
貞「クラゲ好きなのか」
宇「…去年刺されたんだ…」
貞「そういえば去年の夏休み明け、包帯まみれだったな」
呑「クラゲだったのか」
炎「僕は修行だと思ってた」
貞「何のだよ」
炎「いやアポロンがさ、メドゥーサ先輩のケガは中国の秘境で修行してたからだ！とか何とか言ってたんだよ」
貞「信じたのか！？案外ピュアだなお前！」
呑「違うなら違うと早めにだな…」
宇「ポセイドンまで信じてた！」
呑「いつパスポートを取ったのか気になってはいたんだが」
宇「パスポートかぁ…欲しいけどね」
炎「海外、行ってみたいよね」
呑「飛行機は苦手だな」
宇「船派？」
呑「飛行機は落ちるのが怖くてな」
炎「…ポセイドン、たまに可愛いとか言われない？」
呑「？」
貞「俺、パスポート持ってるぞ」
宇「いつの間に！」
貞「…ネオジャパン全員で取ったんだよ…だからデメテルも持ってるぜ…ははは…」
宇「…なんかごめん…」
貞「こうなったら高校卒業するまでに金貯めて、パスポート活用してやる…！」
宇「眉間にシワできてる」
炎「ヘラ！こういう時こそ笑顔！笑顔！」
貞「('´,_ゝ`)」
呑「複雑だな…」
炎「でもいいなあパスポート…僕も取ろうかな」
宇「せっかくだからみんなで取ろうよ」
呑「いいな」
炎「書類って何がいるのかな？覚えてる？」
貞「うーん…瞳子監督が作ったリストを見ながら市役所に行ったかな…何なら元エイリアの奴にでも訊いてみるか？」
炎「じゃあお願いしようかな」
貞「……もしもし砂木沼？今大丈…うん…うん……わかった…じゃあな…」
宇「どうだった？」
貞「…エイリア勢で修学旅行中で…今ハワイらしい…」
宇「うわああああ！！！」
炎「うわああああああ！！！」
貞「俺達の修学旅行、日本アルプス制覇だったよな」
呑「…………」
呑「バイト…するか…？」
宇「中学生にできるっていうと…」
炎「新聞…配達…？」
貞「新聞配達…」
炎・貞「「◆神の新聞配達◆」」
宇「や、やめろよ！」
ポイントは国際通話ができる携帯所持なデザーム様(うそです)。
まとめて書くとなぜか微妙なテンションになる三年生ズ。
三年生のバイト編に続きますん！