匿名様
この度はリクエストありがとうございました。
「ダリスとギーゼルベルトの視点から見たアーデン、ソムヌス、夢主の話。出来れば、15年分の視点の変化」とのことだったのですが、ダリスのみでも可とのことでしたので、彼視点で一本書かせて頂きました。
ダリスは掘り下げる予定の無いキャラでしたので、こうして掘り下げる機会を与えて下さったこと、嬉しく思っております。
「陛下、何考えてるか謎なので気になります…」と書いておられましたが、佐森もよくわかっていません。けれど彼にもちゃんと感情があり、心があるはずなので、夢主を中心にして十六年分の推移を描きました。
タイトルの「性は善なり」という言葉なのですが、これは「人間の本性は元来善である」という孟子の唱えた性善説の言葉なのだそうです。(対するは「性は悪なり」荀子の説だそうで)
本編では有無を言わさず夢主の処刑に及んだダリスですが、実はこんなひとでした。そういう別の視点からお楽しみいただければと思いますよ。
改めまして、リクエストありがとうございました。
今後とも「薄幸」並びに「愛執」をどうぞよろしくお願い致しますね。