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※蛇足の解説とあとがき


長々と10話も読んでいただきましてありがとうございました。わかりづらい設定に加え、これを夢と言っていいのかと問いたい池田くんの存在感のお話でした。自己満足のところも大きいので、無粋ながら補足をします。以下設定をすこしだけ細かく見てていきます。読まなくても全然問題ないやつです。


まず、登場人物の記憶についてですが、個人的には記憶の濃さを
能勢≧時友>池田>川西>夢主
と設定しています。ちなみに三反田数馬くんなどに関しては記憶ナシ、あっても皆"かすかに"程度で考えてます。
前世では仲が良かったという設定前提の二年生+夢主の中で、割り切って考えようとする時友くんに、何かと夢主の世話を焼いてしまいつつ葛藤する能勢さん、何となくモヤモヤするけど思い出せない川西くん…をイメージして、それを目指して書きました。夢主はにぶい子なのではじめは記憶のことも友人のことも全然周りと結びつけていなかったのですが、さがしている「夢」と重なりそうなサブちゃんの登場で少しずつ過去を意識していきます。能勢さんが"三郎次"の名前を出した時に、自分を取り巻いているものを少し理解する、という流れです。
で、突然でてきたオリジナルキャラクターであるサブちゃんの存在ですが、あわよくば池田くんのミスリードになればと思ってました。頭の中の構成段階では本当に池田くんだけ小学二年生設定だったのですが、色々と無理が出てきたのでサブちゃんを思い切ってオリジナルキャラクターにしました。(これも無理があるといえばそれまでですが...)池田くんだけ年齢退化する理由がなかったのでこうなりました。サブちゃんの幼さと血のつながった従兄弟ゆえの池田くんへのつながりが夢主へのちょっかいに繋がっていたかと。でも彼の言動は池田くんの小さい頃にそっくりだといいです...そのつもりで書いたので...!
実は後日談を書いたのですがまとまらないうえになんか薄暗くて結局締まりがないのでトップにおくのはやめておくことにしました。もし暇で気になる方がいらっしゃればどうぞ

よく考えるとトンデモ設定なので、あまり考えず頭からっぽにして感じてくださると嬉しいです。
ぼくたまを読んでから転生×おねしょたネタをどうしてもやりたくてとりかかったお話でした。書いていてとても楽しかったです!!能勢さんと夢主のやりとりが特に楽しかったです。能勢さんが口では厳しいこと言って世話焼きだったら最高ですよね、っていう。
あと三反田数馬くんをハズしキャラに設定してしまったので、また今度彼を幸せにする話を書こうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!池田三郎次くんまた一年よろしく!

2016.3.26 あじこ


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