▽ 夏休みの宿題もこうだった
ぼくは亀甲貞宗、徳川将軍家に伝わる刀だよ。今のご主人様は…んっふふ…ところで最近とても寒いよねぇ、こういう時は人肌で暖まりたいよね、あぁ…ご主人様の温もりをっ…この胸に…はぁっ、あぁっ…♪
遙「キッコ-チャン何くねくねしてんの?」
亀甲「フフ…ご主人様のことを考えていたのさ」
遙「ふーん、かわいいじゃん」
亀甲「ご主人様は口が上手いね…♪」
遙「ま、俺のキッコ-チャンなんだから当たり前じゃん?」
亀甲「今日はそういう気分なんだね…いいよ、来なよ」
遙「今夜は寝かせないよ」
亀甲「ンフフフフ…期待してるよ」
かくしてぼくたちはひとつに
加州「ちょっと待って、俺達もいるんだけど!!ねぇ安定からも何か言ってやって!!」
大和守「僕らに書類整理押し付けて乳繰り合うヤツらはちん○もげてしね」
加州「怖っ!!今お前に話しかけたこと後悔したよ」
大和守「主がお菓子あるから来なよ〜って言ってる時点でおかしいんだって、いい加減気付きな清光」
加州「安定が一番お菓子食べてた気がするけど…でも分かってても俺が行くから着いてきてくれる安定優し〜♪」
遙「ち○こはもげないけどお菓子はちゃんとあるんだからいいでしょ〜ねぇお母さん」
御手杵「うぇ?!俺?俺はなぁお母さんというより突くことしか能のないお父さんだからなぁ」
遙「なるほどなぁ」
加州「意味わかんないし、御手杵の書類落書きだらけだし、お菓子につられてきた男士達ほぼ帰っちゃうし〜も〜やだ〜」
長谷部「はいほうふはほへはひふほ」
大和守「何?俺だけでやるからもう皆戻っていいって?やったー!!ばいばい主!!清光〜手合わせ行こっ♪」
加州「えっ待っ、分かったから!引っ張るなって!じゃあね主!!」
遙「ばいば〜いありがとね〜♪長谷部ぇ〜さっきのほんと?」
長谷部「ひはひはふ!」
遙「くわえたどら焼き食べちゃったら?なんでずっとくわえたままなのかな???」
長谷部「むぐむぐ…すみません主…どら焼きを持つと手がどうにもベタベタしまい大切な書類に汚れがついてしまうと思うと…」
亀甲「大丈夫だよ長谷部くん、ご主人様自身が汚れた手で書類を触っているし、御手杵くんが書いたお花や動物もそのままにしてあるよ、ほら」
遙「も〜長谷えもんは潔癖か〜?」
長谷部「(はせえもん?)ほ、本当に大丈夫なんでしょうね?」
遙「大丈夫大丈夫!こんのすけが最終チェックすることになってるんだけど、本当にやばいやつには付箋に"あぶらげ20枚"とかつけといて後であげれば」
長谷部「それは賄賂というやつでは…」
遙「お?あるじに口答えする気か?お?俺この本丸内最強権力者やぞ?お?」
亀甲「はっ…分かったよご主人様、長谷部くんはそういうプレイがしたいんだね?!」
遙「ははーん最初の俺とキッコ-チャンのやり取りでムラっときちゃったのかな?むっつり長谷部君」
長谷部「誰ですか?!それに俺はむっつりじゃありませんストレートスケベです、主の影響です」
遙「わっ、後付けで俺のせいにした」
御手杵「なー主、俺もわりとストレートスケベだぜ?」
遙「突くことしかできないもんね…」
御手杵「見てくれよ〜俺の鞘描いてデコってみたんだ」
遙「めっちゃかわい〜」
長谷部「ここまで落書きしてしまって本当に大丈夫なのだろうか…御手杵にはチラシの裏でも与えておけばいいのでは?」
遙「いいの!本当に!書いてくれるだけでありがたいの!見て部屋の隅で菓子だけ食ってサボるニート明石!菓子だと聞いたからとりあえず来て縁側でだらだらしてるジジイ(三日月、鶯丸、鶴丸)達!短刀ちゃんはお菓子食べ終わったらもれなくいちにいが連れて行っちゃうし…」
明石「呼びました?」
遙「引っ込んでろ俺だってニートなんだよ」
明石「自分この本丸に顕現できて良かったですわぁ、何せ主はんが自分の一番の理解者ですからなぁ、こうやって主はんの近くでゴロゴロしてればなぁんも言われへんし」
遙「うるせぇようるうるせぇようるせぇよ」
御手杵「まぁ明石の言うことも少しは分かるなぁ」
遙「まじか…甘やかしすぎたかなぁ…」
亀甲「大丈夫だよ、それがご主人様のいいところのひとつなんだから」
遙「キッコ-チャンほんと大好き」
亀甲「ご主人様…」
遙「キッコ-チャン…」
長谷部「振り出しに戻ってるんですが?!書類整理まだ半分も終わってないですよ!しっかりしてください主!!」
遙「現実逃避したい…全部にうんこって書いて提出しようかな俺の小さな反抗」
亀甲「ご主人様疲れちゃったかな?ぼくも頑張るからもう少し頑張ってみようか」
遙「わかったぁ…全部終わったらここにいる全員のケツ揉ませてね」
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