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▽ ぬしかめ


ぼくは亀甲貞宗。徳川将軍家に伝わる刀だよ。今のご主人様はそこで歌仙くんにセクハラしようとして正座で説教を受けているちょっぴり間抜けな人なんだ。ご主人様とぼくには皆に秘密にしていることがあってね、所謂恋仲というやつなんだ。ご主人様がいつもあんな調子だから恋仲だということはばれてないみたいだね、ぼくとしては他の刀と仲良くしてるご主人様を見るのはあまり面白くないんだけどそれこそぼくのご主人様、ふふふ、分かっているよそういうプレイだってことを。
実はご主人様は審神者業の他に先生と姫?とJK?をやってるんだって、忙しいんだね…本丸にきたらほとんどごろごろしてるから忙しそうには見えないけど…


亀甲「無事かい?ご主人様」

遙「足が痺れて動けないかな…」

亀甲「ああっ分かるよ動きたいのに動けないもどかしさ!」

遙「下手に動いたら漏れそうになるよね」

亀甲「!」

遙「何か閃いたって顔してるね」

亀甲「足が痺れて動けないんだろう?ならぼくがご主人様をおぶって運んであげるよ」

遙「いやいや俺の方が背高いんだから無r」

亀甲「いいや!日々ご主人様のために鍛え上げているこの体、ご主人様を持ち上げることなんて毛ほども難しくないよ!いっそぼくの背の上で漏らしてしまっても構わないんだよ?」

遙「なるほど…面白い…乗った!」

亀甲「んっふふ、ご主人様は駄洒落が上手だね、さぁぼくの背中に乗りなよ!」

遙「じゃ、遠慮なく…」

歌仙「待て、貴殿にはこの文字が見えないのか」

亀甲「あ、歌仙くん、え〜となになに…"反省中、この札が撤去されるまで誰も構うべからず、歌仙"…なるほど、だから皆ご主人様を見て見ぬふりしていたんだね」

遙「やぁ歌仙、さっきぶりだね、その豊満な尻を揉ませてクレヨン」

歌仙「貴殿は本当に反省するつもりがないんだねぇ、厨がすぐそばだったからさっきの会話が聞こえていたんだけど短刀も通るこの廊下ではやめてくれないか、しかもツッコミがいないから話がどんどん拗れていく」

遙「漏らす前でよかったね」

歌仙「それを自分で言うのかい」

亀甲「ふふふ…もし我慢できなくて出してしまったら…ぼくが受け止めてあげるよ」

青江「おや?いかがわしい話かい?歌仙君も一緒にだなんて珍しいねぇ」

遙「青江じゃないか!石かりしてる?」

青江「毎回聞くよねそれ、僕はノーコメントだよ」

歌仙「僕はいかがわしい話なんてしていないぞ、この二人だけだ」

青江「おやおや、そんなに怒ったら皺が増えてしまうよ?」

歌仙「…そうだね、こんなしょうもないことで雅な僕の顔に皺なんてできたら大変だからね」

遙「顔が雅かは置いといて、不問にしていただけるという意味ですか歌仙さん」

歌仙「…いや、貴殿は別の罰を与えよう、そうだ、こういうのは青江に頼んでもいいかな?僕だとどうしても雅で文系な罰になってしまうからね」

遙「ぶん(殴る)系?」

歌仙「僕はそれでも構わないが」

亀甲「それならぼくが代わりに受けるよ!」

歌仙「嬉しそうにしないでくれ…」

青江「ふふっ、ここに主秘蔵の日記帳があるから今から放送室へ行ってひと月分読んでもらおうかな」

遙「青江様、いかがわしいものも全てでしょうか」

青江「おや、そんな内容が書かれているのかい?楽しみだねぇ」

遙「これは保護者刀にしばかれるやつ…」

亀甲「よかったね!ご主人様!」

遙「良くない…後できっこチャンによしよししてもらうから覚悟しておけよ…」


その後本当にご主人様は日記帳を読み皆に怒られていたよ、青江くんはずっと笑っていたなぁ…ちなみによしよしには色んな意味があってね、この話はまた今度にしようか。ンフフフフ…

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