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とあるアイドル顔の疫病神のせいで東堂さんと素敵な対面が出来ました
ありがとうね真波くん
いやー本当に…この仕返しもといお返しはどう返したらいいのかしら!
「おお真波のクラスメイトだったのか!君とは初めましてだったな、うむ。それでは…箱根学園一の美形クライ『あっそういうなのいいです。結構です。』
「「ブフッ」」
「おい!そこ笑うな!君も話は最後まで聞くものだぞ!!」
『ああーすみません東堂さん有名なので…』
「そうだろうそうだろう!何て言ったって上れるうえに『真波くん携帯…』
「あれ?なんで持ってるの?」
『しばくよ…アドレス交換している間に真波くんが持たずに行っちゃったんじゃん』
「あぁそっか!ごめんね?」
『はぁ…』
「っておい!また俺の話を…!!」
『あぁ何度もすみません。でも東堂さんにあまり近付くと怒られるので私のこと空気だと思ってくださって構いません』
「東堂のやつ嫌われてやんのー」
「うるさいぞ荒北!!
俺に惚れた子が言ったのか?モテる男は辛いな…」
『あ違います。東堂さんをよく知る男の子なので』
「僕じゃないですよー」
「誰だそんなことを言う奴わ。それより、さっきから君は俺に対して冷たくはないか…
まぁ良い。ところで名前は」
「この子はななしのさ『箱根 花子です』
「え?ななしのさ『箱根 花子だよね!ね!真波くん!』
「あぁ…箱根さんだそうです!」
「箱根さんだな!これから仲良くしようではないか!!」
そう言いながら東堂さんは握手を求め手を出してきた
仲良くなんてしたくはないが悪意なく差し出された手は振り払うことができず流れるような握手を交わした
私はこの出会いが裕介にバレないことを祈るばかり
―――――――――――
「ななしのさんはどうしてそこまで隠したいんですかね荒北さん?」
「知るかてぇの!!にしても、東堂のやつなんで偽名だってこと気づかネェんだ!?」
「尽八は純粋だからな…」
※誤字報告を頂き巻島さんの名前を訂正させていただきました(H26.08.19)
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