自衛軍


中庭にて


カシオレ「…、…」
ガロ「あれ、珍しいねこんな夜中に」
カシオレ「…ん」
ガロ「考え事?」
カシオレ「うん。俺でいいのかなぁって」
ガロ「…カシオレくんってそういうこと考えるんだね」
カシオレ「失礼な!意外と繊細なんだよ」むぅ
ガロ「それで、どうしてそう思うの?」
カシオレ「ひーくんはさぁ、イケメンで料理も上手でちょっと不器用な部分もあるけどそこが可愛かったりして、」
ガロ「うん、」
カシオレ「だからさ、どうして俺なのかなぁって。だって俺何も出来ないし、すぐゲームしちゃうし。」
ガロ「うん、」
カシオレ「…もっとさ、いい人がいると思うんだよね」
ガロ「…柊君のこと、好き?」
カシオレ「好き」
ガロ「じゃあ、それでいいんじゃない?どうして柊君がカシオレ君を好きなのかは、本人に聞いてみないと分からないし」
カシオレ「…うん。ガロさんは、悩んだりしないの?」
ガロ「え、うーん…最初は歳の差とか考えたけど、今は無いかな。」
カシオレ「なんで?」
ガロ「悩んで縮まるわけじゃないし、向こうが自分に向けてくれる気持ちを信じようかなって」
カシオレ「大人だね」
ガロ「まぁね。カシオレ君は悩めばいいと思うよ」
カシオレ「悩んでるよ」
ガロ「そうだね(笑)まあ…倦怠期ってやつかな?」
カシオレ「マタニティブルーだよ」
ガロ「それは違うと思うよ。…そのうち今悩んでた事がどうってこと無かったって思う時が来るから、ね?」
カシオレ「うん。…なんか泣きそう」
ガロ「ガロさんの胸貸してあげるよ」
カシオレ「鼻水つけて返すね」
ガロ「それは困るなあ(笑)」





カシオレくんはあまりにも自分がダメ人間すぎてたまにこうやって一人で勝手にネガティブになってたり。きっとその度にガロに話を聞いてもらう。ガロは聞き上手というか、話を引き出すのが上手そうだなあと。


2012/09/19


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