トゥールシャ「!?貴方は!?」
?「こんばんは。トゥールシャ大佐」
?「どうした?こんなところで」
トゥールシャ「どうした?じゃないですよ!?」
と、トゥールシャは膝末き手の甲にキスをする。水色の長い髪。白の軍服。北大陸No.1の最高指揮官。ー上級大将スレフィン殿。29歳の若さで最高指揮官に上がった天才だ。隣にいるのは、No.2の中級将軍のガン・ブレイク殿だ。心臓が跳ね上がった。まさか、プライベートでお会いするとは思ってもいなかった。
トゥールシャ「階級No.1、2の御二方がどうしてここに?(やばい、緊張する)」
スレフィン「そんなに緊張しなくても、いいですよ。トゥールシャ大佐。巡回というのは口実で、花火を見にきたのですよ。あまりにも美しいので。
トゥールシャ大佐。貴方の功績はいつも舌を巻くほどです。この前の、グレクザンドリアの無血開城は素晴らしいものでした」
トゥールシャ「(緊張するっつーの、なんでいるのさもう‥)恐れ多い御言葉。恐縮です」
トゥールシャは、立ち上がり微笑し敬礼する。ーこの方の物腰の柔らかさといい、喋り方といいよく耳に入る。軍隊の動かし方といい、訓練といい‥人を動かす力は勉強になる。大将より軍師向きだと感じている。
スレフィン「しかしよく、無血開城出来ましたね。グレクザンドリアは、血の気盛んな軍人達の集まり、難攻不落の城だと聞きましたが」
トゥールシャ「私の所には優秀な特殊捜査隊員の部下がいますので。彼の活躍のおかげです」
スレフィン「特捜‥アッシュくんですね。昔から素晴らしい生徒でしたが、活躍しているみたいですね」
トゥールシャ「まあ、まだまだ未熟ですがね」
スレフィン「‥確かに。しかし上層部は、彼を注目している。上層部の連中にとられないようご注意してください」
トゥールシャ「‥スレフィン大将も上層部は怪しいとお考えで?」
スレフィン「‥ふふふ。内緒ですよ」
とスレフィンはガンと一緒に歩く。
スレフィン「あっ、そういえば、アッシュくん。川沿いにいましたよ、会えるといいですね」
去っていった。
ー。はあー。やめてよね。管理人。こんなドッキリかますのは。‥スレフィン大将‥。敵か味方か分からない‥だけど、僕の元にアッシュを置かせて頂いたのもあの方のおかげた。あの方より、上に行くつもりはない。むしろ、あの方の考えと似ているし、隊をまとめる大佐の方があの方を補佐しやすい。あの方に昇級して頂いたほうがやりやすい。
そんなことを思いながら歩いた。
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