路地裏は、人が少なく段々花火の音が鮮明に聞こえてくる。歩いていると、着いた先は、噴水公園。
ベンチに腰をかけて、夜空を見ると色とりどりの花火。
綺麗だなーと見ていると…

?「おい」

トゥールシャ「なにさ」

声をかけられた。

トゥールシャ「あー4位のダルメシアンか。どうしたの?右頬赤いよ?」

黒斗「誰がダルメシアンだ。…ああ。これか?ちょっとな」

トゥールシャ「ああ、みーちゃんに殴られたの?」

黒斗「……まあなー。くっくっ。超痛ぇわ。あの女、本当に容赦ねぇな」

トゥールシャ「みーちゃんに何したのさ?」

黒斗「ああ、あいつが着ている浴衣ん中に手突っ込んだら殴りやがった。で、そのまま逃走。で、あいつを捜してる途中だ。見かけなかったか?」

トゥールシャ「うわー!!みーちゃん逃げてー!!野獣だおー!!」

黒斗「おい、どさぐさにまぎれてお前も逃げようとするな」

黒斗は、肩をぐいっと掴む。

トゥールシャ「…このシーンを見たらBLにしか見えないねー。はははは★」

黒斗「見えねぇよ!肩掴んだだけだろ!」

黒斗は、ため息をついてトゥールシャを離しベンチに座る。

黒斗「はあ、もういい。花火でも見てる」

トゥールシャ「みーちゃんは?捜さないの?」

黒斗「休憩ー。あいつを捜すのは一苦労だ。なにせ、殺人鬼さまさまだからなー。まるで、花火みたいにすぐ消えるから捜すこっちは大変だっつーの」

トゥールシャ「ははは★みーちゃんの浴衣姿かー。可愛いから口説かれているかもよーダルメシアン」

黒斗「…ないない。あの女を口説く野郎なんて物好き俺以外にいねぇよ。」

トゥールシャ「分からないよー。女性を口説くのに長けている1位のさっちゃんがもしかして祭りに来ているかもよー。もしかしたらみーちゃん口説かれているかもよー。あれー?黒斗くん?」

いつの間にか黒斗はいなくなっていた。

「ははははー★いなくなるのはやーいダルメシアン★さっ、僕も行こうっと★さて、どっちに行こうかな」
1、公園を歩く

2、公園を出る

3、帰りたくなってきた。



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