「あっ…あっ…ん…」

アッシュが軽蔑されるのが怖いと言った意味が分かった。既に拡張されている。古い傷跡も新しい傷跡もあった。だけど、身体は指を求め食い込み、感じてくれている。アッシュには悪いけど、男の身体も女の身体も挨拶代わりに見てきた僕は、アッシュが汚いとは思わなかった。
寧ろ、美しく流れ金の髪と白い身体、感じてくれている甘い声、普段見られない甘く色っぽい顔に全て愛おしく思える。アナルの中にアッシュが何度も感じるところをついていきながら、服を脱がす。1、2…10枚目を脱がそうとしたときアッシュは首を振った。

「頼む…はぁっ…着たままで…やって」

僕は、アッシュの頼み事には昔から弱かった。

「仕方ないね。分かったよ」

だから、最後の一枚だけは脱がさず空いている手でシャツの中に手を入れ乳頭を摘みぐりぐりと回していく。同時に指も一本から二本…三本と増やしていった。

「あんっ…はっ…トゥールシャ…」

びくびくと反応し、腕を掴まれる。

指を止めることが出来ず激しく突き奥へ奥へと挿れていく。ぐちゅぐちゅと卑猥な粘着音よりも、「ぁ…あ…あ、…はぁはぁ…」と喘ぐアッシュの声が僕を刺激した。ダメだ。我慢の限界だ。

「ごめん、アッシュ。我慢出来ないや。挿れるね?」

十分濡れたのを確認せず、アッシュを四つん這いにさせ、細い腰を掴んだ。服を脱がせたからだろうか。全身やせ細っていて僕より一回り小さくなってることが分かる。僕は、アッシュの狭間に太く鋭くなった陰茎を押しつけた。

あーあ。アッシュのためにゴム買ってきたらよかったかな…。
ローションで濡らしたほうがよかったかな…。

挿れた瞬間そう思うよりも快感がぐっと押し寄せてきた。やばい。気持ちいい。締め付ける強さ、肉と肉がぶつかる音。すべてが、耳にまとわりついた。アッシュは、「いや…入ってる」とか「だめ」とか拒みながらもして欲しいみたいな常套句を言わなかった。自分でいうのもあれだけど、僕は繊細だ。拒むのも肯定の一つであると知りながら、拒われると「じゃあ、やめようか」と簡単に熱が冷めてやめてしまう。だけど、アッシュは。

「あぁぁぁ…熱…トゥール…しゃ…もっと…あっぁっあ…もっと激しくして…」

拒否をするころか、涙目で懇願し僕を誘惑する。更に陰茎が熱をおびた。アッシュを見て更に欲情したんだろうね。…しまった。眼鏡をつけてたら良かった。そしたら、感情を抑えられたかもしれないのに。

「淫乱だね。どこで、そんな誘い方…覚えたの?」

パンパンと腰を打ち付ける音が響く。
自ら腰を振るアッシュも厭らしかったけど、嫌じゃない。

「はぁはぁ…あんた…しか言ってない…」

はぁはぁと息と息が混じる。
腰を打ち付けながら、アッシュの陰茎を吸いていく。アッシュのも、熱がおびていて摩ると今にも絶頂を迎えそうだ。絶頂を迎えるために、僕のも締め付けていく。

「…ああ…ぁんぁ…刺激したら……っ…あ…あぁ」

「ん?イッていいよ…くっ…僕もイくから…」

「ああっあっっ…トゥールシャっ…トゥールシャぁぁ」

「くっ…アッシュ」

僕とアッシュは絶頂を迎えた。

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