「ごめん、怖かった?」

耳元で囁かれる。トゥルーシャの声は何故だろか。とても安心する。

「…性行為自体は怖く無いんだ…」

「じゃあ、アッシュ。

なんで泣いてるの?」

「泣いてない。そこまで、涙腺緩くない」

「はは。じゃあ、なんで震えてるの?後ろからじゃ君の顔、分からないんだよ」

「それは…あんたに軽蔑されないか心配なんだ…俺あんたに言ってないが…」

トゥルーシャは、俺を正位置に戻した。髪を撫で、じっと俺の顔を見て、俺に眼鏡をかけさせた。いきなり視界がぼやけた。俺は眼鏡をとろうとしたが手を握られた。

「男に抱かれたことあるの?」

顔が赤くなる。下を向いた。頷いた。
終わりだ。終わりだな。軽蔑される。親友関係やめられたらどうしようか。多分立ち直れないな。さっきのフェラは勢いでやったが…抱かれたら一発で最後かもしれない。
そう、思ったら辛くなってきた。親友の顔が見られない。ずっと下を向いていたら、強く引っ張られ反動で眼鏡が草叢に落ちた。「めが…」眼鏡が…といいかけたら、頬に手を当てられ優しくキスをされた。その後、有無も言わず口内に指を挿れられた。

「ん…あ…」

「よく舐めといて。君の中に挿れて裂けたら痛いと思うから…なれてる…かな?なれてたら嫌だけど。ちゃんと僕の手で指でならしたいんだ。軽蔑しないよ。君と僕は、親友だから」

「ん…トゥルー…」

「アッシュ。嫌いになんかならないよ」

もういい頃だとトゥルーシャは指を出し尻に手を持っていく。トゥルーシャの手を尻に当てられ俺はびくっと身体が反応する。アナルセックスは初めてではないが、ならされてからのセックスは初めてだった。


1、トゥルーシャサイドへ


2、TOPへ



- ナノ -