トゥルーシャ「サシスくんどこだろーな」
何もない暗い道だ。こんなところにいないんじゃないのかな。
トゥールシャそう思って来た道をひき返そうとした。
その時。サシスの声がした。
トゥルーシャ「サ…」
サシス「だから、お前の音楽は気に入らないって言ってるだろ。お前と組む気はない」
?「つれないねぇ。」
ーしまった。声をかけようと思ったのに隠れちゃったよ。それにしても、紳士道を貫いてる音楽好きなサシスくんが断ることもあるんだなー。
?「実際は違うだろ?ユニットでは、ユウヤとしか組みたくないだけで俺の歌は評価してるだろ?」
サシス「評価はしている。音域の幅は狭いが歌唱力はある。しかしだ。あんたの音楽は、金銭感覚でしか物事を見ていない。それは、音楽で食っていくには大事なことだが、あんたは根本的な大事なことを忘れてる。いいか?あんたの音楽はな‥」
?「音楽を楽しんでないから共感を得ないか?サシス」
サシスの煙草を吸ってる手首を掴み、男は言う。
サシス「そうだ。あんたの歌は俺にとって耳障りにしか聞こえない。いい歌つーのはな」
サシスは、ニヤリと妖艶に笑い男の首に腕を巻き耳元で囁く。ーここからは聞こえない。口の動きも腕でかくれてわからなかった。
サシス「ー分かったか?カシャさん。だから、あんたとは歌わない。それに今は、クロスが大事なんだ。悪いが他を当た…」
するといきなりカシャと呼ばれた男はサシスにキスをする。濃厚なキスだ。ーうわー。全然サシスくん、動揺しないなー。しかも、上手いベロチューだねー。サシスくん。男女関係なくやることやってそう。それにしても、あのカシャって男…北大陸の有名なバンドのボーカルだよね…へぇー。面白い関係図。ちょっと見てよ。
サシス「ん…はぁ…ん…カシャさん…離…ん…」
カシャは、サシスを壁に身体を押し付け腕を上げさせ、浴衣の襟から露出する首元を舐める。舌を這わせ、鎖骨に愛撫する。
サシス「ん…はぁ…おいおい、カシャさんこういうことは、普通男が女にラブホでするもんだぜ?男の俺に欲情したか?」
カシャ「欲情したのはお前だろ?キスだけで勃ってんじゃねぇか?」
カシャは、サシスの自身を浴衣の上から撫でてからそれを強く握る。
サシスは、びくっと身体を反応させ、
サシス「そりゃ…俺だし。あっ…カシャさ…やめ…。んっ…はぁはぁ」
カシャ「へぇ?それは、誰でも彼でも抱いてるからっていう意味か?否違うな。抱かれているの間違いだったな。まだイかせねぇよ。サシス。ったく、お前の声は本当卑怯だぜ」
ー確かに卑怯だ!やばいってやばいってやばいって!!やばいってやばいって!!耳がおかしくなりそう。っていうか…サシスくんの声で、僕も勃っちゃったよー!!!////あれ?僕、男に欲情するほど溜まってるのかな?否、サシスくんの声が異常なんだ。なんだ、あの色気たっぷりの声。性欲処理しないと。
トゥールシャはズボンの中に手を入れた。
カシャはサシスを押し倒しサシスの中に、自身を挿れようとした時だった。
サシス「ごほっごほっ」
カシャは、目を見開いた。
カシャ「サシス!」
カシャはサシスが壁によりかかりぐったりしていたことに気がついた。
カシャ「…薬は?」
サシス「楽屋ん中」
カシャ「待ってろ、すぐに持ってくる」カシャは去った。
トゥールシャは、慌ててズボンを履き直しサシスのところへ向かおうとした。
1.「サシスくん!」
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