濔音は、怪訝な顔をして言った。最高な嫌味を込めて。しかし、罪惡はにっこり笑ったままで、

罪惡『男は皆変態です』

濔音「(肯定した。しかも、なんか悦んでる!?なんだ、こいつ怖ーい!)そ、そうかい」

ーうわー濔音ちゃん、どん引きしてるよ。そりゃそうだよ、あの罪惡の笑顔が胡散臭くて気持ち悪。
なんて、トゥールシャが思っているとドンっという音がした。トゥールシャは、はっとして音がする方を見た。

ーさっきの音は、一体?

一瞬だった。トゥールシャは目線を離したのは。いつの間にか他の男たちが消えていた。
濔音「ーっ、何するんだ…(しまった。油断した)」

もう一度濔音の方をトゥールシャは見た。ーしまった、濔音ちゃん!!?
罪惡が濔音の肩を壁に押さえつけて、濔音を動けなくしている。大麻を取り出し、大麻の匂いをかがせながら、耳元でささやく。ここからでは何を言っているのか聞こえないが、口唇術ー…口の動きで何を言ってるのが大体分かる。
罪惡『私は本来なら女性には興味ないが、紫木月には大変興味があります。特に紫木月愛人と弟、紫木月愛歌にはね。彼等に貴女は、なんらかの繋がりがあると思うのですね。はい。ただの血縁者だけではなくなんらかの繋がりが。』

濔音「っっ。無いって言っているだろ!!いい加減分かれよ!このド変態野郎っ」

罪惡『本当にそうか体を使って調べてみましょうか』

罪惡は、濔音の顎を上げて無理矢理キスをする。濔音は、目を見開き抵抗するが罪惡はぐっと肩を持っているため全然びくともしない。次第に、肩から血がでて、桃色の浴衣が朱に染る。ーあまりにも、肩を強く押さえつけられているから血が出てるんだ。

罪惡は、キスをやめ離す。口からは、血が垂れている。

罪惡『ほう、舌を噛むとは』

濔音「はぁはぁ。キス下手だね。少女漫画か、BL漫画を見て勉強しなおしーー!?」

濔音は、いきなり腕と腕を抱いて跪く。顔が朱に染まっていてなんだか様子がおかしい。全身がガクガクと震えている。

その様子を見て罪惡はニヤリと笑い、近寄り濔音の首元に噛みつき、浴衣を力づくで破る。下着が露わになった。トゥルーシャはヤバイと思い目を反らす。
ーごめん、濔音ちゃんの下着見ちゃったよ。ダルメシアン。意外に可愛い下着で意外に胸あった…なんて思ってる場合じゃないよね。あはは★

罪惡『即効性の媚薬といえば分かりますか?私の舌に予めつけていました。プラス、大麻の香りで上手く動けないでしょう?』
濔音は、逃げようとするが足を捕まれ倒れた。よほど、両方速い動きだったのか。濔音の体は地面に叩きつけられ傷だらけになっている。白い肌に薔薇色の血が流れる。

罪惡『じっとしていればよかったものの。一つ貴女の情報にはないいいことを教えて差し上げましょう。私は、半分時宮の血が流れていて空間に結界や空間を歪ませる力があります。ーつまり、この空間にいるのは私と貴女のみだけ』

濔音「!?」

罪惡『逃げるのも、助けを呼ぶのも無理ですよ』

罪惡はそういって、自分のズボンをずらし、突起した男の性器を濔音の口内に無理矢理入れた。あまりに無理矢理押し込められたので、濔音はごほごほと咳き込む。濔音の頭をぐっと押さえつけて、

罪惡『舐めなさい、歯をたたせないで下さいね』

と言っていた。が。いきなり、濔音を離す。そして、今度はパチンっと頬を殴り下着を剥ぎ取り、地面にたたきつけた。

罪惡『歯をたたせるなと言ったでしょう?調教が必要ですね』

罪惡は、ネクタイをとり濔音の両手を縛りつけた。取れないようにぐぐっと縛り付けている。股を開かせ、濔音の下着を脱がす。秘部の中にポケットから出したバイブを無理矢理挿れ、激しく中に押し込むようについていく。秘部だけでなく、濔音の感じる所全てに刺激していく。何度も緩急をつけて、行為を続けた。なのに、濔音は、喘ぐことはせず睨んでいる。

罪惡『おかしい、濡れない?』

濔音「ー」

濔音「僕は、…君に感じるほど落ちぶれてはいないよ」

濔音は、この状況の最中で睨んでいた顔が緩み微笑した。花火の光が濔音を照らす。美しい銀糸の頭から、白く薔薇ような赤い乳房、秘部にかけてにじんだ赤い血が流れている。どれだけ、傷だらけても、泣くことはせずに睨んでいた彼女が。優しい女神のような微笑みに罪惡は見惚れた。

ー美しい。


罪惡は、無理矢理バイブをとり、秘部の中に性器を挿れようとした。
瞬間。罪惡は、視界が真っ暗になった。

濔音「はぁはぁはぁ…っっっっ。間一髪。危なかったぁ…」

濔音は、縛り付けてられていた手で後頭部をぐっと押さえつけ、鮮やかに罪惡を気を失わせた。
その瞬間、結界が解けたみたいだ。


1、トゥールシャは濔音の所に、走って行った。

2、トゥールシャは、濔音の所に、走って行こうとした。

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