ずっと昔の


魔法のことばは
真っ逆さまにくるくるすとん
人間って怖い、
ゴミ箱戦争
誰も知らない花
優しくしてね
まだ 眠たくないの
壊れかけの心臓からメーデー
笑うポーカーフェイス
陶器人形は今日も処女

嘘つきが好きなんです
深海にアリス
アスファルトと同体になる午後一時
地球が止まってみえました
死にたくなるや
もう十分寒いさ
五臓六腑をくださいまし
冬が屈んだ
ぐしゃぐしゃの落ち葉
伸ばせども伸ばせども

空を切る鰯雲(いわしぐも)
影の色が見当たらない
真っ赤に握り潰した心臓
秋が眠った
夢ばっかりのビルディング
鼻緒は切れて、なおらない
こころは線香花火のさいご
いつまでもたっても日は暮れない
へんじをきかせて蛍光グリーン

夏が泣いた
散り際が一番綺麗だと
ベビーピンクに混じるスラックス
飲み干した、金平糖まじりの夜空
泣きたい季節
忘れたい、忘れられない
春が死んだ
なんて意気地無しなヒーロー
悲劇のヒロインに憧れてた

だって、喜劇のヒロインは決まっていたもの
額縁にキスを刻む
叶わない想いはコーヒーゼリーよりも甘くて苦い
嗚呼!
あいたい、こわいよ
影だけでもいいからわたしのものになってください
わらわないでせつないから
その手が憎いよマリア
シリウス、啼いてみせて

糸は細かった
酸いも甘いも彼次第
正しい彼女の正しい愛し方
嘘つきな彼の泣かせ方
少年少女炭酸条約
そこはかとなく恋
サイダー水に棲む魚の名前

赤に凍死
ムラサキは撲殺しました
グリーンジェリー溺死事件
あの日を刺殺した白いクロニクル
マゼンタは瀕死状態
しにぞこないの青

もっと楽に死ねたらなぁ
青いネクタイで絞死刑
スーツに眼鏡は私の特効薬
笑った君はあの頃と変わらないままで
またであう運命だったのよ、きっと
そんな僕らは明日大人になります
偽善者の戯言
午後二時、天国に一番近いテラスにて
だって私天使なんかじゃないのよ
あ、死んじゃった?

とべなかった堕天使
うそつきはないた
そのか細い腕で何を掴むっていうんだい
爪先立ちする青
喉が鳴るピンク色
君は理性を崩させるのが随分とお上手なようだね
間抜けなその前髪さえ愛しいのさ
ぶきようなミルクウェイ
そんな眼で視るなって
最後でしょう、好きにさせてよ

あつく触れあう肌はビスクドールのように冷たかったの
笑っちゃうわね酷く滑稽だわ
さいごくらい望みを聞いてあげると言いたいところだけど
エクスタシー、?
おりこうにしていなさい
結局前戯に過ぎなかった僕らのおはなし
笑劇バッドエンド
序章で見えましたこちらハッピーエンドでございます
深海に逃げ込むネオンテトラ
ベタな展開を謳歌せよ!

眼鏡とブラックコーヒー
教えてくれないなら、あたしが教えてあげます
乗せてよ、助手席
そんなプリント溶けて消えちゃえばいいのに!
くすりゆび、もう少し裸のままでいてね
壁は越えるために出来るのよ、お分かりかしら堅物さん?
せんせい、すきです
そんなところが好きなのさ
どうしたって敵わない
兎の行く先はネバーランドでした

意地でも忘れてなんかやらないんだから
ハニーシロップでおやすみメアリー
大人になりたいピーター
彼を人魚にしてしまえばいいのよ
この毒林檎、美味しいわね
履き心地の悪いガラスの靴
美女は野獣
実は魔女でした
主人公Aの秘密真っ白になってそのまま消えることができたなら
ほれ見たことか
だってじゃないと君は直ぐに転ぶだろう?
フレーバーティーに沈む煙草の匂い
シリウスとゆびきりげんまん
ほら、よく云うでしょう?
淡い思い出はもう夜の奥底まで沈んでしまったよ
ハートのエースは破られた
ミルクボーイと心中
おいしそうだね、きみのくちびる

さようならって言いそうなその口をふさいであげよう
勇者は剣を捨て悪魔を抱き寄せた
乙女座は忘れぬ様にとその星に名前をつけました
息苦しいとスピカは泣いた
嘘っぱちバイブル
星屑を踏んで流血
震える睫毛にお砂糖ひとさじ
わすれかたをおしえてください
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