溢れ落ちそうな朝焼けに目を細めて、君は神様みたいに笑った。僕は何故か泣きそうになったから、静かに瞼を閉じて、息をひそめたよ。後ろを振り向けば、君とさようならを交わす日が、もうすぐそこまで来ていた。


さびれた世界の片隅で君の帰りをいつまでも待つ


白い手首を握ったままなにもかも無くなってしまえと願った


群青とコンクリートのあいだで夢を見る


さみしいねとつぶやいても君の返事はなかった、


涙がばれないように白いベッドに身を沈めた


その死に顔に菫の造花を飾った


あいをささやいて、おねがいだからもうわたしを、




きみを弔う

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