あとがきのようなもの
最後までお読みいただけるような作品になっていたでしょうか。
ヒロインが舞妓さん設定ということで、執筆者の至らなさにより、作中に様々な矛盾が生じていたことをお許しください……。
煉獄さんと結構な頻度で逢瀬を重ねるので、稽古はいいのか、プライベートに三味線なんて持ち出して、姐さん方に叱られないか、と突っ込みつつ、きっと逢瀬のスパンも数週間ないしはひと月と空いているのだ、と最終的に言い訳しつつ書きました。
そしてどのような終わり方にするかは、どうか二人に幸せになってほしい、という思いもあり、大変に悩みました。
柱たち、かまぼこ隊、鬼殺隊の面々が自分のためではなく誰かのために、次へと繋ぐために戦っていた原作の姿を思うと、悲しみを抱えてなお生きていく、というのはそれは原作のメッセージであるようにも思えます。
拙いながら、このお話もそれを引き継ごうと思い書き進めました。
ここまでお付き合いくださった方がおりましたら、本当に有難うございます。
煉獄さんのお話はこれからも増やしていきますので、また気が向いたときにでも、是非お立ち寄りいただければと思います。
2020.12.30