カルル独白



夜中に眠れなくてふらりと外へ出た。

最近昼夜問わず、咎追いの仕事をしている所為で、極端に短い時間で睡眠が済んでしまうのもあるのだろう。
少し重い瞼を擦りながら、ベットサイドに置いてある眼鏡をかけ、寝間着の上からボレロを羽織る。暖かくなったとは言え夜…まして夜中はまだ冷え込む。

「星…綺麗だなぁ…」

しかしその空気の冷たさが逆に心地よかった。冷えた空気を胸一杯に吸い込めば、ベッドの中でもやもやと悩んでいた事がちっぽけに思えてくるから不思議だ。
少しだけ…そう思いふらりと宿の窓から外へ出る。

「姉さん、少し散歩してくるね」

いってきます、と言い夜の街を月と星に照らされながら歩いた。


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この後大人達にいたずらされるカルルたん書こうとしたけど力尽きた






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