ジンラグ



「痛みと快楽って紙一重なんだよね。過ぎた快楽は痛みを伴うし、その逆もまた然り。兄さんはどう?何か感じる?」

クイ、とユキアネサの柄でラグナの顎を持ち上げ嬉しそうにジンは目を細める。

「ケッ、俺が感じてんのは苦痛だけですけど。おいジン!とりあえずさっさと離せ!」

ラグナは氷に捕らわれた両手を動かしその枷から逃れようとする。が、ジンの逃すまいという意志を反映しているかの様に氷の枷は微動だにしない。そんな無駄だと分かっても抵抗を続けるラグナを見てジンは眉間に深く皺を刻む。

「兄さん…、無駄だって何度も言ったじゃないか。どうして理解してくれないの?」

悲痛な叫びにも似たジンの声が小さな部屋に響く。

「ねぇ兄さん、お願い。僕を見て」

ぐいと髪の毛を捕まれラグナは否応なくジンの方へと向く。それでもささやかな抵抗として視線だけはジンから外す。

「ホント兄さんって人を煽るの上手だよね。そんな顔して駄目じゃないか」


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メール整理してたら、かなり古い文発掘
これ3月くらいのだよおうあー!3月って言えば同人的な意味でちょうハマりたてじゃん!

すごい…ジンラグがジンラグしてる…






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