両刃な優しさ


いきなり私の彼氏である優一さんが真剣な表情で見つめてきた


「なまえには言っておかないといけないな・・・」

「どうしたの、優一?」

「実は・・・なまえの彼氏は本来の世界では俺じゃないんだ」

「!? どういうことなの・・・」

優一曰く、エルドラドとやらの歴史改変が原因で本来の歴史が変わってしまっていてそれに私も巻き込まれているとのことだった

「でも、私はずっと優一が好きで・・・これも偽りの時間だったって言うの?」

「本来ならば、俺となまえではなく俺の弟である京介となまえが付き合っているはずなんだ・・・」

見ていて最高のカップルで仲つづまじかったよ、と優一は寂しげに微笑んでいた

「そう、だったの・・・」

「確かに、なまえのことは好きだ でも、俺より京介といるなまえの方が見ていて幸せになれる・・・だから京介にサッカーだけじゃなくなまえを返してあげたいんだ」

嗚呼、私は優一の優しいところが大好きだったのに・・・
その優しさのせいで涙が止まらなかった

(貴方はもっと自分の幸せを願うべきだ)


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ふと思いついたネタ
優一さんいい人過ぎてホント・・・


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