「さーて今日もはじめるか」
誰かいるわけでもない研究室でクーキーは1人呟く。
この研究室の機械メンテナンスはもはや日課になりつつある(クーキー以外が下手に触ったら危険なものが増えたから)
「まあ、オレの発明品に不備なんて起きるわけないけどなw」
その慢心が今回の騒動(?)のきっかけとなることにクーキーはまだ気づいていなかった…
メンテナンスも大方終わって
「どうせメンテナンスなんかしなくても、オレの発明した機械が誤作動するわけ…」
と未だに愚痴を零すクーキー
「むしろ誤作動起きてくれた方が面白いかもなwww」
とぼやいたその時
‘Danger!Danger!!’
まだメンテナンスを終えていない機械から警告音が鳴り響く!
「え、ちょwww …ホントに誤作動しやがった」
急いで誤作動を起こす機械を止めようとクーキーが慌てはじめたが、それも虚しく―
\ドッカーン!!!/
とド派手な音をあげて爆発した。
「いって〜、オレの愚痴を真に受けるなよ…」
間一髪で爆発した機械から離れることに成功したクーキー
と…もう1人
「ん、ここは何処だ? 煙で何も見えない…」
(あれ、研究室にいたのオレだけだよな?もしかして誤作動のせいで何者かが飛ばされてきた?…これはすごい発見をしたぞ!)
もはや自分の機械が誤作動を起こしたことすら無視して喜びだすクーキーの前に現れたのは
「おい、貴様 っ!?(コイツなんかオレに似てるな)」
「えっ、…オレに似てる!?」
それもそのはず、誤作動によって飛ばされてきたのは
クーキーとパラレルワールドにおいて、同一人物にあたる
―ルドウィッグだった
-------
ゼソン様リクエストの“ルドウィッグとクーキーがもしも会ったら”のパート1です!
どういった感じにしようか考えた結果、ものすごく長くなりましたw
back