今から君に告白します


※後半会話文ばっか

「クッパ様の機嫌が悪いのをなんとかしてもらえないか?」

カメックにそう頼まれ、またかとなまえはため息を漏らした。
クッパが呼び付けてくるのは構わないが、頻度が増えてきているからだ。
結果として、なまえは自分のスケジュールを裂いてクッパの要求に応じていることになる(埋め合わせはしてくれるが)

「いいですよ」と慣れた口調で返事をすると、カメックの表情が和らいだ



「なまえ、すまんな。」

と、平然とした様子で声をかけてきたクッパに対してなまえは呆れていた

「いい加減口実つけて私を城に呼ぶクセ、なんとかしてくれないかな?」

「口実だと?ワガハイにとっては深刻な問題なのだが...」

「じゃあ、その問題を取り除く手伝いしてあげるからちょっと説明してくれる?」
クッパが私を呼び出す理由を取り除けば私も解放される!という安直な考えから飛び出した言葉
しかし、クッパの口から語られた理由はなまえを困惑させた

「うむ、分かった ...最近どうも、ワガハイの様子がおかしいと周りに思われているようなのだ」

城内でもクッパの様子がおかしいことは話題となっていることは知っていたので、自覚があることに少し驚いた

「自覚がある範囲でいいから、おかしいと思えるとこ挙げてみて」

「なまえのことしか頭に浮かばなくなって上の空になったり、近くにいないとイライラしてくるのだ。」


・・・予想より重症だったようだ
ピーチ姫がさらわれる頻度が激減したのも納得できる

(ん、さらっとなまえ…私のせいって言ったような?)

「ガハハハ!ワガハイ素晴らしい解決方法を思いついたぞ。 なまえがワガハイのお嫁さんになればいいのだ!!」

踏むべき段階をすっ飛ばした発言に私は―

(なんで、この亀平然とそんなこと言えるんだろう)
呆れていた。

しかし、そんな私を無視して目の前のクッパは
「このカミングアウトをきっかけに、もっとお互いを知っていけばいいのだ。なあ、なまえ?」
と呑気に言っていた。

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ツンデレもいいけど、デレデレな大魔王様もいいよね!
というか長すぎw
タイトルは 確かに恋だった様からお借りしました


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