こうしてデスクに向かってると、必ずと言っていいほどうるせェ。 主に左斜め後ろのぶすっとした仏頂面が。 良くいつもそんな口実が思い浮かぶモンだと、ある意味尊敬しそうなくらい左隣に話し掛けては毎度のように軽くあしらわれてる。 いや、最近はそーでもねェかァ。 付き合ってから、結構冨岡のヤローが優勢な時も増えたな。 それはどうでもいいんだが、とにかく後ろ2人が揃うと必ずうるせェ。 いつもなら。 しかし今は、不気味なほどに静かだ。 こりゃァ仕事が捗ると勇んでボールペンを動かす手は、どうにも気になって止まっちまう。 耳を澄ましてもタイピング音しか聞こえてこねェし、ようやく 「名前、今日は家に行っていいか?」 小せェ声が聞こえたかと思ったら、 「さっきの今で何を言ってるんですか?無理です」 めちゃくちゃ苗字の当たりが強ェ。 これはもう、スゲェ切れてるっつーのが見なくてもわかる。 今まで本気で冨岡に切れててもそこまででもなかった。っつか冨岡が切れさせてんにも関わらず、まったく悪びれもなく話し掛けていく強靱さで結局苗字が折れる形で解決していた。 だが、今は違う。 またしばらく無言になったあとだ。 「それなら俺の部屋に「冨岡先生。今は仕事中なので私語は謹んでいただけますか?あとすみません。今すごく気分が悪くてイライラしているので、収まるまで仕事のことでも話し掛けないでください。お願いします」」 ほぼ一息で言い切った苗字は全く取り付く島もねェ。 正直こんなのは初めてだ。 どんなに冨岡がふざけたこと宣ってやがろうが、ここまで冷たく拒否したのなんざ見たことがない。 だから気になっちまう。 でも真後ろを向くのは、万が一目が合った時に気まずいので、とりあえず冨岡の様子を窺ってみる。 顔を左に動かしてから、見なきゃ良かったとすぐに後悔した。 めっっちゃくちゃヘコんでんじゃねェかァ…。 いつもはそこまで顔に出ねェぞォ?何があったァ? まったく進まねェ書類を睨みつけながら、遡ってみる。 朝はそうでもなかったはずだ。っつーか、いつもの犬と飼い主だった。 そうなると可能性はひとつしか浮かばねェ。 年末大掃除の時間中に、何かが起きた。 十中八九間違いねェ。 何だ?何が起きたァ? 確か今年ァ、めんどくせェから去年の分担そのままで行くかァっつって話したから、冨岡は外で、苗字が集会室。 そっちから騒ぎは聞こえてこなかったが、その時に問題が起きたと考えるのがまァ自然の流れか。 しゃーねェ。ちょっと探ってみんかァ。 「苗字」 振り向いた先、同じように後ろへ向けてくる顔はてっきり般若かと思ったが、そうでもないことに驚いた。 「何でしょう?」 「そういやァ訊くの忘れてたけどよォ。大掃除で問題とかなかったかァ?」 かなり訝しがられてる。まァ、タイミング的にはそうだろうなァ。 「いえ、特に問題は起きませんでした。ですが来年は分担を変更すべきでしょうね」 一瞬だけ冨岡を見た気もするが、この場で言うつもりはない。そんな強い意思を感じる。 それとも俺には言いたくねェことなのか。表情じゃ判断が難しいところだァ。 いつもならぜってェ間に割り込んでくる冨岡が大人しく仕事してる辺り、相当にヤベェことをしでかしやがったというのはわかるが…。 「…そんなら、いいけどよォ」 ここで深くは突っ込めねェ。 ひとまず終わらせるしかない会話に、戻っていく背中をひっそり見てみるが、怒りよりはなんつーか、悲し気なものに近い気がしなくもない。 自然と右に動く視界には、今にも泣きそうな顔をしやがるヤローがいるモンだから、顔が引き攣っちまった。 これはマジでどうにかしなきゃいけないんじゃねェかァ? 土曜っつーこともあって、授業もねェから一切デスクから動かない2人の会話はいまだ再開されねェし、気のせいか空気すら段々重くなってきた。 それは俺の勘違いかもしんねェが、とにかくだ。 終業までこのままじゃスゲェやりづれェ。そんでスゲェ気になって月曜まで悶々とする。 だから帰るまでにどうにか解決させてェ。 だがここで詳細を訊こうにも、さっきと同様に苗字が拒否するのは目に見えてる。 そんなら冨岡に注視すべきかとも思うが、だんまりを決めてる今の状態では口も割らねェだろうしなァ。 「冨岡先生」 「何だ?」 お、ようやく話しだしやがったァ。 珍しく沈黙は長かったが、苗字も何だかんだァ冨岡のこと 「先程話し掛けないでくださいと言った身でありながら申し訳ありません。仕事のことで必要なのでお話をしてもよろしいですか?」 「……構わない」 ダメだァこれェ。 やっぱさっきより雰囲気悪化してんぞォ? 「来月の個人面談についてなのですが、まだ体育の評価を書かれていないクラスがあったので、至急ご記入をお願いいたします」 「わかった」 ペラッと紙の音がしたから、多分成績表がそっちに渡ったのか。 これで会話が終わるってことは、やっぱ何かあるとしか思えねェ。 「名前」 「何でしょう?」 ついに冨岡のヤロー動き出したかァ。やっぱオメェが暴走しねェと 「竈門達のクラスについては評価は既に書いている。この間渡したはずだ」 クッソ真面目に返しやがったァ…! 「…そうでしたっけ?すみません。私のミスですね。いつ渡したか覚えていらっしゃいますか?」 いや、真面目だろうォがなんだろォが会話は生きてる。この際何でもいいから険悪な空気をどうにかしてくれェ。じゃねェと仕事がまったく進まねェ。 「炬燵を出した時だ。温まったそこで文字を打ち込んで印刷もかけた」 「あぁ、あの時ですか?戴いた記憶がない、ですね。すみません…」 「記憶がないのは仕方ない。あの時炬燵が温まる前に寒がっているお前のことを温め「帰ったら探してみます」」 何でそこで暴走始めんだァ?今のはちゃんと会話するところだろうがァ!ワケわかんねェ!前々からワケわかんねェヤローだと思ってがますますわかんねェ! そのせいでまたシャッター閉められてるしよォ。わざとやってんのか?コイツ。 これはホントにマジでダメだァ。 どーにかしねェとヤベェ。 解決策を模索しようと働かせた頭で思いついたのは、さっき苗字が言った "個人面談" その4文字だった。 good boy 「不死川先生、お話というのは?」 若干警戒心を強くした表情で、苗字が開けた会議室。 「おォ。ちょっと座れやァ」 テーブルを挟んだ向かい側を顎で示せば、眉を寄せてる。 俺が何で呼んだのか、既知してんだろうなァ。苗字のことだから。 また上手く交わされるかと構えたものの、 「失礼します」 大人しく椅子に下ろす腰に、話す気はあると判断して口火を切った。 「お前らどうしたァ?」 「冨岡先生からの差し金ですか?」 「ちげェわ。冨岡にはこの後話訊くつもりでいらァ」 「成程。その方が効率的ですね」 一瞬で俺の意図を読んだのもスゲェが、あまり察しがいいのも褒められたもんじゃねェよなァ、なんてしみじみしちまった。 「で、どうしたァ?」 上手く誘導なんてモンもできねェし、したつもりでもコイツにはすべて見抜かれるだろうともう一度同じ言葉を出す。 伏せられた目は、どことなくさっきの冨岡に似てる気がした。 犬と飼い主っつーのは似るっつーしなァ。 「どうもしてません、と言いたいところですが、今回は正直手に余っています」 そう前置きをしてから、話し始めた内容はホントに死ぬほど、クソくだらねェモンだった。 簡潔に言やァ、冨岡の嫉妬、からの暴走。 PTAが主催する年末大掃除は、名前の通り力仕事も高所作業も必要とされるから、普段は仕事だなんだって関わりが薄い父親の手を積極的に借りるイベントだ。 その中に、去年、自分の子供が良からぬ連中とつるみ始めたっつって、悲鳴嶼さんと苗字に相談した父親が参加してたらしい。 人間関係っつーのは、即時に解決する事案は少ねェ。 それこそ年単位で様子を見ていくのが必要とされるのも、教師やってりゃ嫌でも実感する。 その父親も、1年かけやっと子供の交友関係に改善の兆しが見えたと、普段滅多に顔を合わせることがない教務主任に掃除という場を借りて礼をしにきた。 そこまでは普通。 何の変哲もない話で、いくら冨岡でも嫉妬…は、まぁしても暴走するまでもねェ話だ。 だが、その相手っつーのが悪かったらしい。 「再婚していただけませんか?と言われました」 真面目な顔をしながら告げた苗字に、どういう表情を返したらいいかまったくわからないまま険しくなる。 「子供は納得してんのかァ?」 「いいえ、独断だそうです。承諾を貰えたら説得するとおっしゃってられました」 「はァ!?クソかァ!?その男ォ!」 「そうですよね。その反応になります」 苗字が小さく吐いた息で、そっからあのアホの暴走が始まったのかと悟った。 くだらなさすぎて苗字が本気でキレた理由もわからなくねェなと納得はしたが… 「…まァ、でも何つーか、悪いのはソイツだろォ?さすがに冨岡にキレすぎじゃねェかと俺は思うんだがなァ?」 「その件だけなら私もここまでは怒りません。保護者の方にチェーンソーを向けた時も冷静に対処はできましたし、まだ赦せました」 「いや、できるのも赦せるのもスゲェよ…」 コイツもやっぱ何かズレてんだよなァ。 ズレてねェと冨岡とは付き合えねェだろうけど。そう思ったのも束の間、 「この1年、生徒のためにと考えてきた全てを否定された気持ちになったのを、畳み掛けるように責められたものですから、どうにもそこは納得ができません」 頑なに苗字がこんなんになるとは、一体、冨岡のヤローは何を言いやがったのか。 考えると溜め息が出た。 「言ってみろォ」 余りにもくだらなすぎて頬杖はついちまうが、とりあえずの一言。 「話すとスッキリするって言わねェかァ?俺ァ聞いてるだけだからよォ」 そういや聞き地蔵っつーのがあったなァ。 そんなことを考えながら、目を閉じる。 「私は…」 ポツポツと話し始める苗字の声は、どこぞの誰かのように小さく自信なさげで、聴力に集中するため、目蓋を瞑り続けた。 * * * 「話とは何だ?不死川」 部屋に入るなり向けられた視線は、いつもと変わりなく見えて、吐きそうになる溜め息は直前で止める。 「とりあえず座れェ」 さっきまで苗字が座ってた椅子に腰掛けたあと、遥か遠くを見つめる姿には溜め息を吐いた。 「お前ェ、苗字にここまでキレられてる意味、わかってっかァ?」 何の前置きもなくそう言っちまったが、なんとなく俺にそう言われるのは予想が付いていたみてェだ。 「その点に関しては反省している」 「ちゃんと謝ったのかよォ?」 「謝った」 「そんで?どうしたァ?」 「今後の付き合い方を考えたいと言われた」 「はァ!?大丈夫なのかァ!?」 「大丈夫だ。名前が俺を嫌いになることはない」 「…いやっ!わっかんねェだろォがァ…!?どうすんだオメェ、別れてェって言われたら…!」 「絶対にないと言い切れるが、万が一そんなことになったら俺は俺でなくなる自信はある」 スゲェ真っ直ぐ見つめられたせいで言葉に詰まっちまった。 それが本気だっつーのがわかっから、これはヤベェんじゃねェかっていう焦りが出てきてる。 「名前は不死川に何と言っていた?」 突然の質問にもたじろいじまった。 これは下手なことを言うと、また拗らせそうな気配がする。 「要は、アレだァ。お前に信用されてねェってことが一番の問題だって「俺は名前を信用しているし信頼もしている。寧ろ名前だけしか信用していないし信頼も寄せていない。何故それが伝わらない?」…話は最後まで聞けェ!」 何でコイツ、普段喋んねェくせに突然スイッチ入ったみたいに饒舌になんだァ? その境目がわかんねェ。 「生徒の親にまで嫉妬丸出しになってりゃァそうなんだろォがァ。しかもそんなクズ野郎のせいで」 さっきの苗字を思い出したら、重めの溜め息が出ちまった。 「正直に言わせてもらうと腹が立っているのは保護者の方です。生徒が通う学園の教師に公の場で再婚を申し込むなんてあるまじき行為ですし、軽く見られたことにも憤りを感じています」 ほぼ一息でそう言った後、伏せられた目は珍しく弱気なもの。 「だから冨岡先生があちらと同じ土俵に立ったことに、少なからず寂しさを感じています」 それ以上のことは、何も言わなくなっちまったが、まァなんとなくはわかる。とは思った。 要は、さっき言った通り、信用されてねェ。そう感じたんだろうなァ。 普通に考えりゃ苗字は教師の仕事の一環として、そのアホ男に関わってただけだ。 まさかそんな気持ちを抱かれると思ってもみなかっただろう。 それだけでショックは強いだろうな、というのは何となく感じる。苗字もこういうことには潔癖というか、バカ正直だかんなァ。 そこで恋人の冨岡が嫉妬して喧嘩売りゃァ、まるでそんな浮気心を持ちかねない奴だと思われてるんじゃねェか、とも考えるだろう。 冨岡のヤローにそんなつもりはなく、ただ脊髄反射で目の前の障害を薙ぎ倒そうとしただけだっつーのもわかってるはずだが、そこの心の折り合いがまだつかねェんだと推測できる。 これは何をどうしたら解決すんのか。 ちょっと待てェ。よくわかんなくなってきやがったぞォ…? とにかく苗字の怒りが鎮まるまで、冨岡が謝り倒すのが一番だが、言うにこと欠いて、コイツァ多分事の重大さを自覚してねェ。 もし2人で話し合いなんざさせてみろォ。溝は縮まるばかりか深まる一方だァ。 月曜からもずっとあの雰囲気を出されたら居心地が悪いどころの話じゃねェし、そもそもこれ以上苗字の感情を逆なでさせたら、マジで別れ話に発展される。 そしたらコイツァどうなる? ただでさえ苗字が居るから成り立ってるような存在だ。 そんな冨岡が棄てられる、なんてことになったら終わる未来しか見えねェ。 じゃァ、どうすんだァ? 俺が仲介役になっても、コイツの空気の読めなささは止めらんねェぞォ? むしろ苗字の逆鱗に触れさせることになりかねェ。 どうすんだコレェ…。 はなっから関わらきゃ良かったかも知んねェ。 そしたらコイツらのことだァ。またいつも通り…、相当キレてるからそれも無理だァ。 どうすんだァ?俺ひとりじゃどうにも…、いや、何弱気になってやがるゥ。 俺がどうにかしなきゃ冨岡がどうにかなっちまうんだぞォ?迷ってる場合じゃねェ! 「オメェ、ちょっと来いやァ!」 まどろっこしいこたァ考えんのもやめだやめェ。 勢いで首根っこを掴んで、職員室へ向かう。 苗字は押しに弱ェ。 それならとにかくコイツに謝らせりゃ万事解決だろォがァ。 キレてようがなんだろうが、結局冨岡には甘いのはわかってんだよォ。 お前らのアホな会話どんだけ聞かされてると思ってやがんだボケェ! バンッ! また勢いだけで開けた扉に、ほぼ全員の視線を感じるが目的の場所へ迷わず向かう。 「お疲れ様です」 一瞥しただけでパソコンに戻す表情はほんといつもと変わりやしねェ。 コイツ、俺の顔見てビビッたことって1回もねェよなァ。 「苗字オメェ」 「不死川先生、きつく説教してくださいました?」 「ア?…いや、そんなことよりなァコイツァお前を」 「きつくはされてこなかった。やはり名前の怒った時の迫力には敵わない」 「テメッ!何余裕ぶってやがんだァ!?今がどういう状況なのかッ!」 「そうですか。今回のことはもうちょっと第三者から怒られて欲しかったんですけどね。不死川先生も優しいですから仕方ないです」 「名前の優しさにも敵わない」 「テメェら何急に普通に戻ってやがんだァ!?」 何でいつもみたいに喋ってやがる。さっきまで修羅場だったんじゃねェのかァ? 「急にも何も…」 「さっきからこうだが?」 揃って不思議そうな顔してくんのがスゲェムカつく…! 「苗字は冨岡に対してキレてたんじゃねェのかよォ!?そんでテメェは落ち込んでただろォ!?」 だから俺ァ脳みそフル回転させて解決策まで考えて… 「確かにそうでしたが、不死川先生にお話を聞いていただけたおかげで気持ちの整理がつきまして、先程冨岡先生に少し怒りすぎたと謝ったところです」 「ハッ!?じゃァ何で冨岡は俺んとこ来やがったァ!?」 「呼ばれたからだ」 それはそうか。ってちげェ! 「冨岡先生の禊みたいなものです」 「不死川に怒られれば、二度と同じことはしでかさないだろうという名前の提案だ」 はァ? いや、そこまではまァ、わかった。わかったが… 「付き合い方を考えるどうのっつー話はよォ?」 「それは名前と保護者との付き合い方だ。いくら生徒の親だといっても、男は男だ。相談を持ち掛けられても俺が同席するという条件で解決した」 …はァ? 「それでも今回のような奇特な方は稀でしょうけどね」 「奇特でも稀でもない。常に自分が狙われていると危機感を持った方がいい。不死川だっていつ狼になるかわからない」 「さすがにそれは不死川先生に失礼すぎでは?純粋に私達のことを心配してくれたんですよ?おかげで怒りも落ち着きましたし」 「それはわかっているが、不死川がお前に惚れるという可能性もなくもない」 ……はァ? 「二度とテメェのこと助けようなんざ思わねェからなァ…?よォく覚えとけよォ?」 力の限り襟首を持ち上げて睨みつけてんのに、ビビんねェのがスゲェムカつく。 「助けようとしていたのか」 「だから言ったじゃないですか。不死川先生は冨岡先生に優しいんですから」 「優しくねェわァ!嫌な言い方やめろォ!」 「もしかして…、不死川は俺のことが「ふざけんなァ!!テメェこれ以上喋ったら殺すッ!!」」 ぶん投げる勢いで手を離しても受け身をとりやがったもんだから、全然効いてねェ。 何事もなかったように椅子に座るアホ面を早々に視界から消そうと席に着いた。 何かスゲェクソじゃねェか?明らかに無駄な時間だったよなァ? 何で俺ァコイツらに 「そういえば冨岡先生。先程の成績表の件ですが、鞄の中に入ってました。こちらの確認不足ですみません」 「名前の確認不足じゃない。寝付いた後、俺がそこに入れておいたのを伝え忘れていたせいだったとさっき思い出した」 「そうなんですか?」 「あぁ。俺が激しくしすぎ「仕事をしましょうね!仕事を!」今日は名前の家に行っていいか?」 「…まぁ、いいですけど」 「さっきのことも含めてお前に奉仕「アァーッ!黙ってろォ!!」」 バキッ! 折れたァ。綺麗に折れやがったァ。何がって、ボールペンが。 もうゼッテェ、こいつらとは関わらねェ。金輪際一切。何が起きてもシカトしてやらァ。 じゃなきゃ仕事がこれっぽっちも進まねェ。 結局いつも元通りなんだからよォ (すみません不死川先生) (もしかして妬いてるのか?) (マジで今すぐ死ねェッ!!) [ 209/220 ] [*prev] [next#] [mokuji] [しおりを挟む] [back] ← ×
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