亡びゆく安寧
咽び泣く心臓
椿の下でさみしかろな
夜明け前に殺しにいくよ
ただ打ち震えるだけで精一杯だった
きっと頭は空っぽ
快楽の処方箋


亡霊を犯す
楽園は定員オーバー
さびしさを覚える前に
亡骸と歯牙
さよならを奪い返して
句点の末はいつだって空費
目眩のような鮮明さで
少しずつ意識を失ってゆく


死に際とあさっての狭間
遺伝子が紡ぐ運命論に甘んじて
不安が生きる活力なのです
死を唆す天使になろう
好きになりそう
生活から居なくなった
ゆっくり死んでいくとしよう
群青のほとりにて
どうだい僕の憂鬱は


包まれながら死にたかったんだよ
曖昧で愚鈍な真実と
デスペレート
文明に取り残された人々
永遠に残欠であるのは
隷属するだけの涙
愛しき讒者
世界中の鬱屈を集めて


惨めさを伴いながら遡行する
空想家の狂気
あなただけはここにいて
生きているのではなく生かされている
そうじゃないって言ってんの
ストロボ・ギャング
微熱だらけのなぐさみは要らない
ひとりの銀河を泣かせたく
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