私の背中は何に怯える必要も無く安全だ
パーフェクトナンバー
明日に怯える
数秒間の悲劇
エゴの交錯
優秀な感覚に神経を冒される
私を想像して
行儀のよい非難
どんどん衰える身体を厭うのでしょう
誰にも知られないことへの悲しみごと透きとおる


あなたのイメージ通りでありたい
それらは全て、物事を美しく見せる為の……
手を延ばした先に、何か触れるものがあれば良いのに
泣かなくてはならない
抽象的な言葉によって抽象化された言葉による
求める人にのみ与えられる
「この身一つ」の真意とは
優しさを忘れそうになる
憂鬱を唸らせたまま彼は嗤う
或いはこの部屋で知覚出来うる限りの


それは悲しみかも知れない
それは知らない間に積み重ねられていた
life is not like a jazz
僕に春は要らない
いつだって欲しいのはカタルシスだった
眠くなる、その前に
わたしはゆっくり砕けて居たい
あの頃の「いま」は終わった
人体は禍福の受容器官
ピアノはその指を知っている


泡の唇
愛する人と愛されたい人
誰かが彼に与えた記号の幾つか
予想通りで・人畜無害で・献身的な
憐憫を禁じ得ない程度に低俗
そこにはもう意味など無かった
道化が満たす
人から馬鹿にされるような空想とか、ロマンチックな小説とか
人間が抜け落ちた倫理観を振りかざす
安心出来るのは、眠るその時だけ


たった一度の悪によって喪失した物
思考しないから不安だ
あなたの愛する欠点を、私は引っ掻いてもやらない
さもなくば、あなたが愛するそれは虚構だ
言葉の上だけの交わり
私が指摘するそれと、あなたの認めたそれ
悪い考えが頭をよぎる前に
「彼の様な人」
表面化されない軽蔑
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