悲しきピストルの応え
死にたくても腹は空く
朝に夢来たりて
朝が来るまで眠らない
諦めの終わりに君が居る
皮と膜
どこまでが括弧かわからないために
砂嵐に仕組まれたファナティックな過去の秘密
ここより先で待ち合わせ
この息は終わらない
眺めのいい嗚咽
かつて若さだったもの
花の骨組み
その無駄な余生
真夜中は寂れたネオンカラー
「嫌い」という語を用いず嫌う
リアルとアクチュアルについての考察
なかなか温まらぬベッドの中で
実生活の不透明
味方だらけの世の中で
嗚呼、と叫ぶ、それだけの侘びしさ
いつでも会えるように
君が居なくて良かった
瞬きひとつ許さない
錆びるだけの鉄、枯れるだけの花、死ぬだけの人
薄い皮膚の下は、ぜんぶ涙だよ
「悪くない」が朝になる
手遅れになる前に、手遅れになる前に！
彼が映す星空を見ながら
最も遅く春が訪れる部屋
目が覚めたら幸せがありますように
衝動の先端
私が優しい人じゃないなんて
座興のこと
可能な限りイレギュラー
あなたも私も死ぬばかり
行く先は袋小路、目的は憂うつ
さよならが行き交い、はじめましてが生まれる
私の悲しみをすべて肯定するマシーン
嫋やかに
あなたは厭な人だ
君を幸せに出来る
そのｎに飛び込め
私は夜に科学する
忘れ去られた仮面
頭の中を夜にする
一時停止の妙
醒めるのは夢
中途半端に病
後退する自我