あなたが不幸になりますように
好ましくない事柄
ここには希望だけが無い
人から与えられた絶望の中で
溜め息は再び眠る
恋愛よりもあなたが好き
微苦笑
思いのほか何でも出来る身体で
地獄を象る
ここから三番目の幸福
すべてがこんなにも近くで眠っている
永遠はあなたと共に
既に喉元を過ぎたそれ
誰かのベッドで眠る
casanova.
しかし彼はまだ理解していない
空間的時空回路の切断
涙一筋の意味さえ無いのです
地獄を誑かす
コンプレックス未満
頭から腐れ
寝台の奥底は眠りの浅瀬に繋がっている
果ては野垂れ死ぬ
学問の無い頭
世界の端っこに手を掛けたような顔をして
ただれていく夜の中で
ささくれにぞ染みたる
誰かが電気を点けるまで
涙だけが寝床となる日々
死が死に曝される
意識を境に
人生に於いて
夢の中で燃え盛る
嫌うくらいなら殺して
暗闇の終わりがわからない
目蓋を閉じればもっと暗くなる
虚ろに、でも確かな脅威として
何がこんなに気に食わないんだ？
こんなことしているのに意味なんて無い
ここには私が居て、そこにはあなたが居る
薄汚い足跡を残しながら
無様な失敗者の態で
たとえ如何なる手管を用いようとも
優しいところでだけ息をしていればいい
いつかきみはぼくを嫌いになる
彼の形をした死体
ここにキスを落とす
君の居ない地平
rest in peace(安らかに眠れ)
世界一愚かな獣