ロマンスが僕を殺す
この鼓動はどこまで届くのか
痛みに依存する
極限まで鈍らせれば鋭くなるだろう
嘲笑は得意なの
未記入の恋文
馨るのは卵子
だったら時計の文字盤を破壊すればいい
大統領を告発しろ
スワンプマン


まだそれは春だった
与えられた空虚を如何にヴァージンたらしめるか
天国と思われる場所
孤独な断末魔を愛だと言う
賢い猫は何も言わない
隙間から誘う何かを貫くということ
いつまでも正常だった
仮初めにも捕らわれてはならない
存在のオーパーツ


飽くまでも正確に刻まれる
白く濁る雲の筋が好きだった
妻よ、いま帰る
略奪された平常心
蹴って
まじないだけ残して消えた
紛い物に極まってる
消化の際は火傷に御注意下さい
瞳は金属製ですのでまめに研いて下さい


具体性を求める
僕らは儚さを美学とする国に生まれたんだ
とこしえの微熱
さあ、いただきますの時間だ
癒しと殺し
フィクションとファンタジーの違い
いつも死んでいるばかり
常に理想が現実を汚すのだ
まばたきの音、それがための沈黙
God forgives I don't.


それが世界の放った最後の言葉だった
しがない人殺し
宇宙が生まれる前の話をしようか
不眠と傷跡を見せびらかしている
他人の死が大抵滑稽であるように
狂乱と混沌を望んだのは誰だ
私をがっかりさせないでね
夜が猛威を奮う
アナーキーな紳士淑女に告ぐ