奪われるだけの心が無い
土曜日の青年
それだけならただの悲劇だった
目覚のキスに毒を含ませればいい
沈黙は悲しみを誘う
鈍色の手が目隠しする
処世術は単なる奉仕であり
目障りな幻想に過ぎぬ


ぼんやりとしたひとりの愛情
明くる日の失墜に悲鳴を上げる
僕は確信していた
繋がった感覚は振り切れずに
抱くような落下
おまえには見えない
こんなものを描きたいんじゃないのだ
失った不安を迎えにゆく
未来は死んだ
羽ばたきのように緩慢で、堕落のように急速


勘違いするな
きみの好きなところ
そら見ろ誰も覚えちゃいないじゃあないか
右手と左手を同時に動かせません
なあ僕はじゅうぶん頑張ったよな
閉幕、はじまりは日常
星の海から地球を掬えばいいのさ
吸い込んだ優しさで呼吸器を破壊した
謝罪か或いは宗教か
祈るような願い
神様なんか居なくたって世界はちゃんと廻るのだ
死にづらいし生きづらいけれど生まれやすい世の中


麗しくない婦人
傷つけずに抱くなんて不可能だ
take care of theyself(お大事に)
彼女には勝てない
あまりにもその赤が眩しかったが故の涙です
永劫のストレンジ/ストレンジな永劫
愛はこじつけだ
拒絶、いわゆる愛撫
背に闇を投げる
健やかに愛す
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