淑やかなる殺意
寂しさを失う
星の数ほどの涙
うつくしさを夢みる
より透き通っていかなくてはなりません
おまえを信じる馬鹿は居ない
死の予感
月までの距離を測るのだ
今日のギムレット、明日のハムレット
息が出来るまでの辛抱
臆する病と書いて
マニキュアが乾くまで
金魚を土に葬る
蝉を水に葬る
一握の幻を携えた少年
世界で一番やさしくしてあげよう
濡れた頬を舐める
燃える空に溶かされて
滲む青がさびしいので
滲む青い舌が誘うので
軽薄だねって笑ってやるの
君に僕を刷り込ませるために
インディゴ・エレジー
隠れる他無いと思わない？
私はそれに悲しみます
彼は大抵それを好きだと言います
私達はそれによって死ぬでしょう
十秒だけ待ちます
死体の浮いた水族館
吐瀉物を食する
糸を血で染めればいいさ
愛するだけのエナジー
愛することのアレルゲン
色恋と云う名の凡愚
どうか清らかでありますよう
そうして着服するのです
確かに僕は愚かだが
ヘリオスコープ(太陽観測用望遠鏡)
神様に由来する
踊るか殺すかレイディー
操ってみせましょう
大きくなったらわかるよ
君の葬式には行かない
月に花、女だけ笑う
涼しげな音色が肩の辺りを過ぎる