「ねえねえ!巣山の小さい頃の夢ってなんだったの?」

「またお前は唐突だなー」

「今をときめいてるわたしだからね!」

「意味わかんねえ」

「わたしの小さい頃の夢知りたい?」

「いや別に」

「もうそんなにいうなら巣山が言ってくれたら教えてあ・げ・る!」

「だから人の話を…」

「さあさあ!!」

「(聞いてねえ)…確か仮面ライダー」

「…巣山かっわいー!!!!!」

「うっせえ!」

「へーんしん!ってやって!」

「やらねえよ!」

「はいはーい!俺も混ぜて!」

「仮面ライダーごっこに?」

「やってねえよ!」

「あ、田島の小さい頃の夢ってなんだった?」

「俺は総理大臣!!」

「まじで!」

「母ちゃんが総理大臣はうめえもんたくさん食ってるっていってたからさー!くっはー、涎出てきた」

「…田島の夢を応援したかったけど田島の頭じゃ無理だよ」

「そこは冷静に突っ込むんだな、そして細かく言うならば突っ込むとこはそこじゃない」

「苗字ひでー」

「そういやお前の夢はなんなんだよ」

「あ、きいちゃう?」

「ゲンミツにきになる!」

「ふっふっふ!わたしの小さい頃の夢はセーラームーンになることで因みに言うと今のわたしの夢は海賊王になることなのだ!!!」

「うおー!!苗字かっちょいー!!!」

「何かが違う何かが!」

「もう、そんなに尊敬するなって」

「お前らほんといや」

「え?俺もかよ!巣山ひっでー」

「あ、そーだ」

「まだなんかあんのか?」

「阿部の小さい頃の夢知ってる?」

「しらねー」

「消防車だって!!!!」

「ぶぅっは!!!!」

「ひいー!!阿部まじかよ!!!」

「やばいよね!!わたしも聞いたときお茶吹き出したもん」

「お腹いてえー」

「せめて消防士だろ…ぶふっ!」

「やめて、もう笑わないで…くくっ、これ以上笑ったらわたしの腹筋9分割されて三橋のピッチング練習台になっちゃう」

「それはつまんないわ」

「……ごめん」




(阿部、言われてるよ)
(なんで俺の小さい頃の夢知ってんだよ!!!)
(因みに俺はねー!)
(お前はナイスレフトになることだろ)
(…阿部はひどいやつだよ)