朝早く起きて、栄養のあるもの、体によいものを作って重箱に詰めた。
あの人の好きなカレー風味が多め。
誰よりも長生きなのに誰よりも子供っぽいあの人の為に…


さあ!早速向かおう!あの趣味が悪すぎる城へ!


VSエコロ



「やあ、箱持ち子さんこんにちは」

「ナマエだよ」


「冗談だよナマエちゃん」

はぁ…めんどうな奴に会ってしまった。


「おじさまに会いに来たんだね?」


「まあ、そんなとこだよ」


「アルルって子を追いかけて自分のものにしたいあまりに夜もあまり寝ず、ちゃんとしたものも取らないで計画立てて没頭しちゃってるだろうから美味しいものを作ってきたってとこだね!」


「すごいねーよくわかったねー」


「物語1個に1人は欲しい人材だね!ボクみたいのが1人居ると、スムーズに話が進むし、喋ると分かりづらい文を地の文を使わずともいい感じに進むからね!」


「その発言で全てパーだけどね」
メタな発言禁止と、言うと例え話だよ、とくるりと一回転するエコロ。
あー…またこいつのペースに巻き込まれてる。
毎回毎回こういうペースでぐっだぐだになるんだよなぁ。

今日こそそう行きたくないんだけど。


「えと、サタン今城に居るかな?」


「おじさまなら今居ないよ」


「え、」


「アルルを迎えに行くぞって上機嫌で朝出掛けて行ったから居ないよ」


「…そっか」


「ナマエちゃんご飯食べた?」

「よければサタンと食べるつもりだったしまだだよ」


「じゃあボクと食べようよ!それ美味しそうだし!」

うーんー…

「まあ、暇だしいっか」


「やったね!!いっただきまーす!!」



負け!



実はおじさままだ城で寝てるんだよね。

恋の弊害になってあげるってのもなかなか楽しいものだよ。

いつの間にかボクのものになってるナマエちゃんを見たらおじさま慌てるだろうな。

楽しみだね!




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楽しんで書いていたのは言わずもがな。



*20111008



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