[*]あんどうりんごの独白
[*]りすくませんぱいの提案
[*]エコロの暴露
[*]あんどうりんごの独白
まぐろくんと名前さんのその後についての私の独白です。
独白というと相手がいないのに語ることらしいですがまあこの際意味よりも2人についての話が重要になります。
その後や私が見たことと考えを織り交ぜながら思い出していこうかと。
まずこれ、重大な話でこれが漏れるとなかなか校内が揺れそうな話なのですが名前さんは元々入部なんてしていなかったようなのです。いいえ、していませんでした。
遡るとさて、入学して半年も経たない頃だったかな?佐々木くんはとある女子の話ばかりするようになったんです。
年頃の男女、青春の渦中の学生よろしく熱に浮かされていたと言えましょう。
まあよくある話です、ここまで言えば薄々気づいてしまっていると思うので深くは言及はしませんがきっとその時には既にまぐろくんは名前さんが、、
…お喋りが過ぎました。
まぐろくんそういうのは本当に上手いんですよね。
話を聞いたときは驚いてしまいましたよ。まさか幽霊部員とするなんて、ね。
「この公園で夕方2人で逆上がりすると恋仲が更に良くなるんだって★
良ければ行かない?」
照れつつもスッパリ断る名前さんと変な知識も最近恋とかに関するものになってきたまぐろくんを見ると、ずっと見てきた私には少し進歩したように思えるのです。他の人の意見を聞かないので断定はできませんが。
[*]りすくませんぱいの提案
まぐろくんと名前くんの関係はといえば恋愛…というよりは親愛に近いような感じだろうか。どっちにしても微笑ましい。
「もう少しで名前ちゃんの誕生日なんですけど、何をあげたらよいですかね」
「そういうのはりんごくんに聞くのが一番だと思うのだが…」
「りんごちやんは今名前ちゃんにつきっきりなので聞けないんです★」
「ふむまあ名前くんの…というか相手の好きなものをプレゼントするのが定石だが恋人同士ならば自分の好きなものをプレゼントするのもありだな。
あとは2人の共通の趣味であるものや揃いのものでもいいかもしれないな」
「じゃあ僕の好きなものでも贈ろうかな…
最近読んでる元素構図表がとても面白いのでそれにしょうかと思うのですがどうでしょう?」
「……うむぅ」
嬉々として語るまぐろくんにもう少し考えろとは言いづらいのだがまぐろくん、もう少し女心という名前くんのことを知った方が良いと思うぞ。
[*]エコロの暴露
お悩み解決お黒さまだとかオバケとか言われちゃってるけどぼくはエコロ。
一応時の旅人。いまはちょっと休憩中。
名前ちゃんと会ってから結構な頻度で物理室に行くようになったんだ。
人が大分さばける夕方に図書庫から物理室に移動したりする。一応おおっぴらに魔法を使うのは避けてるんだよね。
だからこそ見れたのかもしれないんだけど。すごいの見ちゃった!
物理室に向かうまでのろう下にあった教室に名前ちゃんとまぐろくんが居たんだよ。
声をかけようと思ったんだけど、ちょっと止まった。
僕ったらムードが分かるからね!ほめてほしいよ!
え?2人が何してたかって?それはね、まぐろくんがいきなり名前ちゃんをだきよせてびっくりする名前ちゃんをよそにちゅーしてたんだよ。
いやーびっくりびっくり。
名前ちゃんに後々聞いたら顔真っ赤にしちゃって可愛いなーって思ってたらりんごちやんに広辞苑で殴られちゃった。
2012/07/07