非常に頭ぽぽぽぽーん中ですが、またまた此方にカメラを戻します。




顔の熱がぽぽぽぽと上がる。
次々頭に浮かぶのは佐々木くんの笑顔…ってなんなんだ!!私の頭!少 女 漫 画 か!

ほらほら両思いー、ばしばしと肩を叩くエコロ。
にやにやと笑ってるのが分かる…恩人(?)っちゃあ恩人だけど今はとてもとても叩きたい。

「にやにや〜にやにや」


「こっちみんな…」

にやにやし続けるエコロをただただ睨みつける。

と、いきなりエコロはぴたりと動きを止めた。
じっと見つめる先は背後のドア。
くるりと私を見やり、またにやーと笑った。


「どうやって伝えるかドキドキだったけどもう決まっちゃったみたいだね!」


「え?」


ようやく私にも聞こえだした凄まじい足音と、チャリンと鳴る金属音と荒い吐息。
大きく吐く息に混じる声は聞き覚えのあるもの。ステキなあの声。



そして、鍵は回され、ドアは開く。


「名前ちゃんっ!」


「佐々木くん!?どどどどどうしょう!?」


「えっ、名前ちゃんの好きな人ってまぐろくんなの!?」

「え★
エコロがオバケなの!?」


「え!?佐々木くんとエコロって知り合いなの!?」


「っていうか、名前ちゃんが好きな人って…え?」


「うわー!!」


「っ、うわー!?」


「ぼっよっよーん!」


「うるさーい!!!!」


「あっ、りんごちゃん★」


「りんごちゃん!」


「安藤さん!?」





安藤さんがまとめてくれたよ!


「まとめると、あれです。
2人きりでお話することをお勧めします!」


「え!?」


「是非そうしょうか、名前ちゃん?」


「えー…ここまで来て良いところみれないのー?ぶー!」


「まあまあ、人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られてなんとかって奴ですよエコロ。
ここは一度引きましょう」


「ぶー…まありんごちゃんがそう言うなら…」


「じゃあまぐろくんに名前さん、ごゆっくり」






「これも愛……か」


「あれ?りすせんぱい」


「りすくんも見にきたの?」


「邪魔はしない。ただ可愛い後輩たちを微笑ましく見守るだけ」


「じゃあぼくも!」


「…まったく…でもまあ、せんぱいがそう言うなら私も…少し」


「わあ〜ドキドキしてきたね!」





2012/06/24


次でラストです!

 
 
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