キャラ別赤ずきん


赤ずきんちゃんと狼な話。
今更ながらにダブル眼鏡贔屓



シグ
「お婆さん、お婆さんってそんなに耳大きかったっけ?」

「知らない」

「お婆さんってそんなに鼻大きかったっけ」

「分かんない」

「お婆さんってそんなに口大きかったけ?」

「気づいたらなってた」


「何しにきたの?」


「眠かったときに家に入ったら誰もいなかったから寝てた」



クルーク
「やあナマエ、来るのが遅いね」

「お婆さんちょっと声高くなったんじゃない?」

「そんなことないさ」

「あとお婆さんなんか耳大きくなってない?」

「僕を賞賛する声を聞き逃さないようにするためさ!」

「……………。
そういえばその前狼が出たらしいよ。狼って下品で知能が低くて見境ないから気をつけてね、お婆さん」

「なっ、狼は下品で知能が低くなんてないんだぞ!
狼はヒト以上に家族を大事にするし、頭もとってもいいんだ!」

「お婆さん、お婆さんどうしてそんなにく…」

「(来た!)」

「熊みたいな匂いがするの?」
「…は?」

「首元が毛むくじゃらなの?」
「…………」

「悔しそうな顔なの?」

「口って言えよ!」




シェゾ
「お婆さんどうしてそんなにへ」「ンタイッて言うな!!」

「…変なカッコしてるの?」

「そうだよないきなりヘンタイだなんて姿を見ただけで分かるわけないよな。それに俺はヘンタイじゃない」


「今いい具合に獣の耳ついてるから女装でもしとく?」


「お婆さんのくだりはどうした!!そしてそんなものだれがするか!!」



サタン
「お前を食べるためだ!」


「まだ家に入ってすぐなんだけど!!」


「待ちきれん早く食わせろ」


「あ、アルル」


「なっ、何処だ!」


「さよなら」


「あ、待て!」



あやしいクルーク
「ナマエ、ドアの鍵を閉めろ。最近物騒だからな」

「はーい、というかお婆さん声低くない?」

「気のせいだ。
荷物を机に置いて此方に来い。お前の顔がみたい」

「お婆さんがデレ期だ…!その前まで来る度にお説教だったのに!
はいはーい!今行くねお婆さん!」

「くくく…」

「?お婆さんどうし…?!
キミっ、お、狼!?」


「遅い」

「えっ、ちょ、まっ」


「どこから喰ってやろうか」


「えっちょ、こいつ他の狼と食べるの字が違うんですが」


「自分の置かれている状況が分かっていないようだな」


「うひゃあああ」





*2012/02/11
童話シリーズでは二番煎じっていうか何処でも読めるような話にしたくなくてりすせんぱいで赤ずきんチックな話とは遠くしたけど何だかんだいって赤ずきんみたいな話を書きたくなったので書いてみた!(長い

あれ、オチを、あやクルさんにもってかれた…サタンさまで書くつもりだったんだけど気づいたらあやクルさんがもっていってた。
あとシェゾごめん
 
 
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