緑のヘンタイは側にいた
青い鳥は家にいたならぬ不審者は身近にいた的な話。
オチはシグが食べました。
「やあナマエ今日は何のお菓子が欲しいかなぁ?
…ってなんかナマエとの距離がちょっと遠い気がするのだけど気のせいかなぁ」
「だいたいすぐ逃げこめる距離に居るから会話するには遠いかもね」
「え、よく聞こえないんだけど…」
「不審者変質者ヘンタイ」
「え?大好きだって?」
「嫌いに近い普通だよ」
「うーん素直じゃないなぁ、ツンデレとかいうやつかな」
「ばっちり聞こえてるじゃないか」
「まあ自分に都合のいい情報だけ聞こえるのはお約束だよね。
ところで何でそんな距離なんかとってるの?」
「アコール先生が不審者が出たから気をつけなさいって。ちなみに不審者を見極めるポイントは
@お菓子やおもちゃなど子供の好きそうなもので釣ってくるA指紋や顔の特徴を手袋や髪の毛、帽子などで隠して証拠を残さない
Bとりあえず怪しい
さあ胸に手を当てて考えてみて、まるでキミを丸写ししたように項目があるから」
「不審者じゃないよ、僕はただみんなに甘いお菓子を食べて欲しいだけなんだ」
「寄らないで!せめて距離はとっておきたい!」
「だいじょうぶ、怖くないよ」
「何気に肩を掴むんじゃない!」
「ほら、怖くない」
「………………」
「………………」
「私獣の類じゃないから、手袋外して頬に当てても落ち着かないから」
「危険じゃないって伝わるかと思ったんだけど」
「指咬み千切るよ」
2012/02/07
レムレスの手袋を外させたかっただけ