「ずっと同じことを繰り返していたら覚えるように、ずっと同じことを言っていたら慣れてしまうと思わないかな、りんごちゃん」


「ものによると思いますよナマエ」


「その前まで当たり前に享受していたものを慣れてありきたりに感じてしまうなんて、なんて我が儘なんだと自分に飽き飽きするんだけど、そう思わせる方にも非があるとか思っちゃうんだよ」


「(なんだ、惚気か)
まあナマエ以外にも、まぐろくんとかエコロとかにも愛してるって言ってるけどあれはナマエに対しての愛してるとは違うから安心して大丈夫だと思うよ」


「なっ何故りすせんぱいの話だと……!?」


「(分かりやすいなぁ)
乙女のカン、というやつですよ!」


「流石りんごちゃん!」


「まあ、その問題については当人たちで解決するのが一番かと。


そう思いませんか、りすせんぱい?」


「……うむ」


「!?

いっ、いつからそこに…!」


「そう思っていたのか、ナマエくん」


「ちっ、違います!せんぱい!
決してせんぱいに飽きた、とかそんな訳では……!」


「分かっているよ。それよりもナマエくんの素直な気持ちを聞けて良かった」


「……せんぱい」



「(りんごちゃん、僕らは退散しょうか)」

「(せんぱいがナマエの頬に手を当て始めたら退散サイン、でしたっけ…。
そうだね、退散しょうか)」



「ナマエくん、」


「せんぱい?」


「……………」


「…?」



「………好きだ」


「…………!!!」




愛してる≦スキ



「りんごくん達大変だ。ナマエくんが倒れた」


「顔真っ赤ですね…」


「なんて幸せそうな顔……良い最期だったね……★」


「死んでない、死んでないよまぐろくん」






*2011’12/20
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小鉢さまへ捧げます!

りすくませんぱいはそれこそ愛してる、など愛については連呼していますが好きとはあまり言わないので正面切って好きと言われたら嬉しい(私が)とか思いつつ書きました。
まああの低音ボイスで囁かれてオチない女子はいないと思います!(偏見!)


リクエストありがとうございました!
拙いものですが、捧げます。








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